[INTERVIEW] Julian Lynch



ウィスコンシン州マディソンのミュージシャン、Julian Lynchを紹介する時に必ず枕詞になるのが、“人類学と音楽民族学の博士候補生”という肩書きだ。それだけに、彼の作品を飾るエキゾチックなアートワークや、ハルモニウム、タブラといった楽器の音色から、どこか学究的なイメージを受けていた人も多いかもしれない。

しかしながら、盟友Martin CourtneyのバンドReal Estateへの参加を経て届けられた6年ぶりの新作『Rat's Spit』で、彼はRobert FrippやSteve Vai、Henry Kaiser、Adrian Belewといったイノヴェイティヴなギタリストたちに触発されたという、本当の意味でモダンなポップ・ミュージックを作り上げている。

博士課程の一環でインドのムンバイに滞在していた2016年、大統領選の結果を受けて歌詞と曲のほとんどを書き直したという本作は、不穏な時代の空気を反映しつつも、幾重にも重ねられたギターと歌声が、宙に浮き上がるような不思議な高揚感を与えてくれるのだ。そんな新作について、最近はヤン・シュヴァンクマイエル作品で知られるズデニェク・リシュカや、伊福部昭の映画音楽にもハマっているというJulianに話を聞いてみた。
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[INTERVIEW] Gang Gang Dance



ニューヨークのロック・バンド、Gang Gang Danceの7年ぶりの新作『Kazuashita』のタイトル曲では、彼らの友人であり、ビジュアル・アーティストでもあるOliver Payneが、色の名前を読み上げていく。ルビー、黄土色、白……そして彼が最後に読み上げる“Kazuashita”という言葉は、メンバーと親しい日本人の子供の名前でもあり、世界に生まれた、新しい色の名前でもあるのだという。

まもなく開催される4ADのレーベル40周年イベント、"4AD presents Revue"出演のため来日するGang Gang DanceのヴォーカルLizzy Bougatsosが、スタンディングロックやジェームズ・ボールドウィンといった、新作のインスピレーションについて教えてくれた。
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[REVIEW] Angelo De Augustine - Tomb

評価:
Asthmatic Kitty
(2019-01-11)

風のささやき

2017年の12月20日に、恋人から突然手紙で別れを告げられたカリフォルニアのシンガー・ソングライター、Angelo De Augustine。失意の中、クリスマスで賑やかな街をよそに5日間曲を書き続けた彼はその二ヶ月後、ニューヨークに住むピアニストでプロデューサーのThomas Bartlettを訪れ、同じく5日間でアルバムをレコーディングしている。こうして完成したのが、Sufjan StevensのレーベルAsthmatic Kittyからリリースされた、Angeloの初めてのスタジオ録音となる本作『Tomb』だ。
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[FEATURE] Great Albums You Might Have Missed in 2018



2018年もあとわずか! というわけで今回は、内容は良いのにメディアであまり紹介されなかった気がするアルバムを、8枚ピックアップしてご紹介したいと思います。心なしか男性シンガー・ソングライターの作品が多くなってしまったのは、女性ミュージシャンが躍進した反動でしょうか…。どれも名作なので、未聴の人はぜひチェックしてみてください!
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[INTERVIEW] The Magic Gang


PHOTO:Teppei

ゆるキャラ風の犬のロゴをバックに、大きめなメガネをかけて歌うヴォーカルのJack、ギターのChris、ベースのAngus、ドラムのPaerisの4人は、The Magic Gangなんて名前が似つかわしくない、穏やかでナードな雰囲気だ。

60年代サーフ・ロックの影響が伺える爽やかなメロディーに乗せて歌う彼らの世界観は、甘過ぎないがピースフル。2018年、Goat GirlやHMLTDをはじめとしたパンク・スピリットを掲げる若手バンドがひしめきあう混沌としたイギリスのロック・シーンで、彼らはのらりくらりマイペースにロマンスを歌うのである。

満を持してリリースとなったデビュー・アルバムを引っ提げ、初のアジアでのライブとなる東京公演を終えた彼らに話を訊いた。
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[FEATURE] 寛容と共存〜Pinegroveと新作『Skylight』について



重なり合う、2つの四角形。ニュージャージーのロック・バンド、Pinegroveが2016年にリリースしたアルバム『Cardinal』のジャケットを飾るそのシンボルは、“寛容と共存”を意味しているという。

彼らが紡ぎ出すオルタナティヴ・カントリー風のサウンドに乗せた優しいメロディと、エモーショナルな歌声はすぐに熱狂的なフォロワーを生み出し、SNS上にはアルバムと同じデザインのタトゥーを入れた写真や、彼らの曲をカバーした動画をアップするファンが溢れ返っていた。
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[INTERVIEW] Soccer Mommy


photo by Ebru Yildiz

“子供にサッカーを習わせるようなアッパー・ミドル階級の教育ママ”を意味する名前を持ったSoccer Mommyは、(Sandy) Alex Gを輩出したベッドルーム・ポップ・レーベル、Orchid Tapesからリリースされたカセット作品で注目された21歳のシンガー・ソングライター、Sophie Allisonのソロ・プロジェクトだ。

3月にFat Possumからリリースしたアルバム『Clean』が絶賛され、Stephen MalkmusやKacey Musgravesとのツアーも成功させた彼女が、来年1月に初来日することが決定。つい先日もファースト・アルバム収録曲を再録した「Henry」と、Bruce Springsteenのカバー「I'm On Fire」をカップリングしたシングルをリリースしたばかりの彼女に、新作の制作背景や、気になるあの話題について質問をぶつけてみた。
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[INTERVIEW] Alvvays



カナダのドリーム・ポップ・バンド、Alvvaysがセカンド・アルバム『Antisocialites』をリリースしたのは約1年前。甘くファジーなギター・サウンドと、ヴォーカルのMolly Rankinの透明感ある歌声で歌われる絶望や諦めの物語に、否応なしに朧げな青春の記憶が思い起こされる本作は、まさに2017年のインディー・ポップの大傑作だった。

満を持して決まった11月の初来日ツアーだが、東京は既にソールド・アウトと、ここ日本でも人気と期待の高さが伺える彼女たち。来日を間近に控えたMollyに、近況やアルバムについて語ってもらった。

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