Deerhunterが新作『Fading Frontier』をリリース



ジョージア州アトランタのロック・バンドDeerhunterが、2年ぶりの新作『Fading Frontier』を10月16日にリリースします。ガレージ・ロックやサイコビリーに影響を受けた前作『Monomania』とは対照的に、本作では2010年の『Halcyon Digest』を手掛けたBen Allenを再びプロデューサーに起用。ドリーミーなサイケデリック・サウンドに回帰するのかと思いきや、リード・トラックとなる「Snakeskin」では、オーストラリアのバンドINXSに影響を受けたという、過去最高にポップなニューウェーヴ・ファンク(?)を聴かせています。

そんなDeerhunterですが、前作リリース時に加入したFrankie Boylesが脱退し、現在は再び4人編成となっているようです。来日の中止は残念でしたが、新作を携えての来日に期待しましょう!
Continue Reading

[FEATURE] ジョアンナのヴィジョン〜Joanna Newsomの5年間



既に伝えられている通り、女性ハープ奏者/シンガーのJoanna Newsomの5年ぶりの新作『Divers』が、10月23日にDrag Cityからリリースされます。

デビュー作と前作を手掛けたNoah Georgesonと、2006年の『Ys』を手掛けたSteve Albiniが録音を担当し、Ryan FrancesconiNico Muhly、そしてDirty ProjectorsのDave Longstrethがアレンジで参加したという本作。先立って公開された「Sapokanikan」のビデオは、Joanna自身も出演した映画『インヒアレント・ヴァイス』のポール・トーマス・アンダーソンが監督していることも話題となりました。

そこで今回は、そんな彼女の5年間を追ってみたいと思います!
Continue Reading

Kurt Vileの新作『b'lieve I'm goin down...』の詳細が判明


photo by Marina Chavez

フィラデルフィアのシンガー・ソングライターKurt Vileの新作『b'lieve I'm goin down』が、9月25日にMatadorからリリースされることが判明しました。

Elliott Smith作品で知られるRob Schnapfをプロデューサーに招き、ニューヨークのブルックリンやジョージア州アセンズ、そしてカリフォルニア州ヨシュア・ツリーの砂漠にあるスタジオ、Rancho de la Lunaなど全米各地で録音されたという本作には、前作に引き続きWarpaintのドラマーStella Mozgawaと、Beachwood Sparksのペダル・スチール奏者Farmer Dave Scherが参加。Kurt本人はアルバムをDonald Fagenの名作『Nightfly』になぞらえており、フィンガーピッキング・ギターによる曲はもちろん、バンジョーやピアノを使った曲、アパラチアン・スタイルのフォーク・ソングなどが収録されているそうです。

早速アルバムのオープニング・トラック「Pretty Pimpin」のビデオが公開されているのでご覧ください!
Continue Reading

Battles、4年ぶりの新作『La Di Da Di』は全編インスト!



Ian Williams(ex.Don Caballero/Storm And Stress)、Dave Konopka(ex.Lynx)、John Stanier(ex.Helmet)という鉄壁の布陣によるエクスペリメンタル・ロック・バンドBattlesが、前作『Gloss Drop』以来4年ぶりとなる新作『La Di Da Di』を9月15日に日本先行でリリースすることが判明しました。
Continue Reading

[INTERVIEW] Roman à Clef


Photo by Pete Watts

“あの時こうすればよかった”という後悔がタイムマシーンを発明するのだとしたら、未来とは案外、“美しく書き換えられた過去”なのかもしれない。

そんなSFチックなテーマを80年代風のノスタルジックなサウンドに乗せて描いたのが、A Sunny Day in GlasgowのRyan Newmyerによるプロジェクト、Roman à Clefの『Abandonware』だ。

同じくA Sunny Day in GlasgowのメンバーでもあるJen Goma、そして元Pains of Being Pure at Heartで、現在はIce Choir名義でも活動するKurt Feldmanと結成したこのプロジェクトの日本盤リリースを記念して、メンバー3人に話を聞いた。
Continue Reading

Ben FoldsがNYの室内楽団yMusicとの共作をリリース



『CON-TEXT vol.2』にも登場してくれた、クラリネット奏者のヒデアキ・アオモリらが結成したニューヨークの室内楽団yMusic。これまでにもBeckDirty Projectorsといったアーティストの作品に参加してきた彼らとBen Foldsとのコラボレートによるアルバム『So There』が、9月11日にNew Westからリリースされることが判明しました。

Ben Foldsのソロとしては2008年の『Way To Normal』以来となる本作は、yMusicと共演した8曲と、Nashville Symphonyを迎えた1曲のピアノ・コンチェルトで構成されているとのこと。

現在nprでyMusicが参加した「Capable of Anything」が公開されていますが、ヒデアキさんが参加したSufjan Stevensの作品を思わせる、ドラマチックなチェンバー・ポップになっています。すでにこの編成でのツアーも行われているようなので、来日にも期待しましょう!

【関連記事】名作の影にこの6人!NYの室内楽団yMusicが新作をリリース
Continue Reading

元Dirty ProjectorsのAngel Deradoorianがソロ作をリリース



元Dirty Projectorsのメンバーで、4月に行われたNicholas Krgovichとのジャパン・ツアーも好評だったDeradoorianことAngel Deradoorian。最近ではFlying LotusやKindnessのアルバムにもコーラスで参加している彼女のファースト・アルバムとなる『The Expanding Flower Planet』が、8月21日にAnticonから(日本盤は8月19日にTugboatから)リリースされます。

元Ponytailのドラマーで、現在はAngelと共にAvey Tare's Slasher Flicksでも活動するJeremy Hymanや、Aimee Mannとの共演で知られるギタリストのMichael Lockwood、Ariel Pink's Haunted GraffitiのKenny Gilmoreらが参加したアルバムには、全10曲を収録。そのなかから、来日公演でも一際印象的だったオープニング・トラックの「A Beautiful Woman」が公開されていますのでお聴きください!
Continue Reading

Yo La Tengoに初期メンバーが復帰、新作はカバー集!



昨年の来日公演も記憶に新しい米ニュージャージー州ホーボーケンのロック・バンド、Yo La Tengo。91年以降はIra Kaplan、Georgia Hubley、James McNewという不動のトリオで活動してきた彼らですが、この度初期のメンバーだったDavid Schrammがバンドに復帰し、4人編成での新作『Stuff Like That There』が8月28日にリリースされることになりました。

本作はDavid在籍時の90年にリリースされた名作『Fakebook』のコンセプトを踏襲し、9曲のカバーと過去に発表した3曲のリメイク、そして2曲の新作を収録。というわけで、早速97年の名作『I Can Hear the Heart Beating as One』に収録された「Deeper Into Movies」の新ヴァージョンと、Special Pillowのカバー「Automatic Doom」の2曲が公開されています。

気になるトラックリストと、オリジナル・アーティストは以下の通り。
Continue Reading

Beach House、新作に影響を与えたのは吉本ばなな?



映画『八日目の蝉』の挿入歌も話題となったボルチモアの男女2人組Beach Houseの新作『Depression Cherry』が、8月28日にSub Popからリリースされます。

Bee Geesの『Odessa』を思わせる赤いヴェルヴェットのジャケットに包まれた本作は、昨年11月から今年の1月にかけて“ロイ・オービソンとジョン・レノンの命日を挟んで”録音され、前2作の成功に伴うステージの巨大化への反動から、生ドラムの役割が減り、シンプルな作風に回帰しているとのこと。

そして驚くことに、本作に共通する感情やテーマを持った作品として、バンドはVan Morrisonの「Into The Mystic」、ピーター・コヴニー&ロジャー・ハイフィールドの『時間の矢、生命の矢』と並んで、吉本ばななの『キッチン』所収の短編小説「ムーンライト・シャドウ」を挙げています。その一節がこちら。

私はもうここにはいられない。刻々と足を進める。それはとめることのできない時間の流れだから、仕方ない。私は行きます。ひとつのキャラバンが終わり、また次がはじまる。また会える人がいる。二度と会えない人もいる。いつの間にか去る人、すれ違うだけの人。私はあいさつを交わしながら、 どんどん澄んでゆくような気がします。流れる川を見つめながら、生きねばなりません。
吉本ばなな『ムーンライト・シャドウ』


一体どんな作品になっているのか、想像を膨らませながら待ちましょう!
Continue Reading

Real Estateのギタリスト、Ducktailsの新作でルネッサンス!



Real Estateの眼鏡ギタリストMatt Mondanileが、眼鏡を外して帰ってきました!

自身のソロ・プロジェクト、Ducktailsとして7月24日にDominoからリリースする新作のタイトルは、その名も『St. Catherine』。Mattが現在暮らすLAやNY、そしてドイツのベルリンでレコーディングされたという本作は、Elliott Smithの『XO』や『Either/Or』のプロデュースで知られるRob Schnapfの手を借りて完成したそうで、レーベル・メイトのJulia Holterと、そのバンド・メンバーでもあるChris VotekとAndrew Thollが参加しているそうです。

「St. Catherine(聖カタリナ)」、「Church(教会)」、「Medieval(中世)」、「Krumme Lanke(クルンメ・ランケ湖)」と何やらヨーロピアンなムードの曲名が並んでいますが、アルバムのジャケ写も、なぜかイタリアのフィレンツェにあるメディチ家礼拝堂の「ロレンツォ豪華王とジュリアーノ・ディ・メディチの墓」を写したものになっています。ルネッサンス!

そんなアルバムから、James Ferraroが参加した「Headbanging In The Mirror」が公開されていますので早速お聴きください!
Continue Reading