[SONG OF THE DAY] Okkervil River - Famous Tracheotomies



インディー・ロックきっての詩人Will Sheff率いるオースティンのロック・バンド、Okkervil River。4月27日にリリースされる彼らの最新作『In the Rainbow Rain』から、冒頭を飾る「Famous Tracheotomies」のリリック・ビデオが公開されていますが、この曲のエンディングで、なぜかThe Kinksの代表曲である「Waterloo Sunset」のメロディが引用されています。一体どんなことを歌っているのでしょうか? 

気になって調べてみたところ、彼とアーノルド坊や、モータウンの歌姫メアリー・ウェルズ、詩人のディラン・トーマス、そしてKinksのレイ・デイヴィスの、意外な共通点が判明しました。
Continue Reading

[SONG OF THE DAY] Alex Cameron - True Lies



Future Islandsの野獣ヴォーカリスト、Samuel T. Herringにもすっかり慣れてしまった贅沢な我々の前に南半球から現れた新たなイケメン風爆弾野郎(マイトガイ)、それがオーストラリアはシドニー出身のAlex Cameronです。

先日Secretly Canadianからリリースされたアルバム『Forced Witness』は、WhitneyやLemon Twigsで知られるFoxygenのJonathan Radoがプロデュース。Angel OlsenWeyes BloodことNatalie Meringもゲスト・ヴォーカルで参加し、Bruce Springsteenの『Born To Run』の全曲カバーに挑戦していたJonathanの研究の成果が伺える、熱気ムンムンの暑(苦し)いハートランド・ロックになっております。

そんな『Forced Witness』の5曲目に収録されているのが、今回ご紹介する「True Lies」。愛するガールフレンドがいるAlexですが、実は彼には、彼女に言えない秘密がありました。さて、その秘密とは…?

バイきんぐのコントを思わせる衝撃の結末を、震えながら聴け!
Continue Reading

フリーペーパー『CON-TEXT』最新号のお知らせ



というわけで、長い前置きと若干の作業の遅れを経て、フリーペーパー版『CON-TEXT』の最新号が発行されます!

表紙を飾るのは、病的にポップな新作『MASSEDUCTION』も好評なSt. Vincentと、デュエット・アルバムをリリースしたCourtney Barnett & Kurt Vile

さらには12月に来日が決まったJapanese Breakfastと、ソロ・デビューを果たした元Vampire WeekendのRostamへのインタビュー、さらにはKing KruleMoses SumneyJulien BakerZola JesusAlex Laheyといった注目アーティストも紹介してします。

『CON-TEXT』は、今週末から週明けにかけて全国の主要レコード店で配布予定。「うちにも置きたい!」というお店の方がいれば、monchicon@gmail.comまでご連絡ください!
Continue Reading

[FEATURE] 犠牲者は語る〜わたしがSt. Vincentにされたこと



「あんな取材は初めてでしたよ」

そう語るのは、音楽ブログ「Monchicon!」のSさんだ。8月某日、イベント“Hostess Club All-Nighter”に出演するため来日したSt. VincentことAnnie Clarkに取材を申し込んだSさんは、都内某所の料亭に呼び出されることになる。恭しく奥の間に通されたSさんが襖を開けると、そこにはAnnieと弟のJack、そしてツアー・バンドのメンバーのトーコ・ヤスダさん(元Enon)が座っていたのだ。

「さあ、始めましょうか」

脅えるSさんをよそにAnnieが部屋のモニターで再生したのは、彼女の友人でもあるSleater-KinneyのCarrie Brownsteinが台本を担当した(翻訳・吹替えはトーコさん)という、“彼女の新作『MASSEDUCTION』について、インタビュアーに聞かれそうなベタな質問とその回答”をまとめた7分間の映像。この先制攻撃によってSさんが用意してきた質問の半分近くがボツになってしまったそうだが、その映像と同じものが現在St. VincentのInstagramで公開されているので、ここに紹介することにしよう。

Continue Reading

[SONG OF THE DAY] Wolf Parade - Valley Boy



Arcade Fireや、日本のmooolsとも親しいカナダの4人組ロック・バンドWolf Parade

ヴァンクーヴァー万博をタイトルにした2010年の『Expo 86』以降は活動を休止し、メンバーのSpencer KrugはMoonface名義で、Dan BoecknerはSpoonのBritt DanielとのDivine Fitsを結成するなどソロ活動を続けていた彼らが、10月6日にSub Popから7年ぶりのアルバム『Cry Cry Cry』をリリースします。

まずは先月Spencer Krugの歌う「Valley Boy」が、続いて昨日Danが歌う「You're Dreaming」のミュージック・ビデオが公開され、いずれも「ルネッサンスの人々が現代で暮らしていたら?」といった感じのシュールなコラージュ・アニメが話題になっていますが、実はこれ、今週末から日本で公開されるThe Stoogesのドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』の劇中に登場するショート・アニメも手掛けた、Scorpion DaggerことJames Kerrによるもの。

「Valley Boy」のほうは、どうやら昨年のアメリカ大統領選前日に亡くなったあのミュージシャンについて歌っているようですが…。まずは問題のビデオをご覧ください!
Continue Reading

[FEATURE] The Nationalの新作が描くアメリカの12年



まもなく4年ぶりの新作『Sleep Well Beast』をリリースするThe National

映画『レヴェナント: 蘇えりし者』のサウンドトラックや、Grateful Deadのトリビュート盤『Day of the Dead』のプロデュース、Sufjan Stevensとのコラボレートなど、各メンバーのソロ活動と充電期間を経て届けられた2017年の最重要作とも言えるこのアルバムについて、注目ポイントを整理しつつ紹介したいと思います。
Continue Reading