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[INTERVIEW] Macie Stewart (Finom)
photo by Ash Dye
現代のシカゴの音楽シーンを追いかけているなら必ず名前を目にするミュージシャン、それがMacie Stewartだ。
10代の頃にVic MensaやDonnie TrumpetことNico Segalと一緒にバンドKids These Daysを結成した彼女は、WilcoのJeff Tweedyがプロデュ...
photo by Ash Dye
]]>INTERVIEW2024-02-28T20:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[INTERVIEW] Real Estate
photo by Sinna Nasseri
今年でデビュー15周年を迎えるギター・ポップ・バンドReal Estateが、通算6枚目となるアルバム『Daniel』をリリースする。
そのタイトル通り、Kacey MusgravesやA Girl Called Eddyの作品で知られるDaniel Tashianをプロデューサーに迎え...
photo by Sinna Nasseri
そのタイトル通り、Kacey MusgravesやA Girl Called Eddyの作品で知られるDaniel Tashianをプロデューサーに迎えた本作は、カントリーの聖地ナッシュヴィルの伝説的なRCAスタジオAで録音され、Beyonceの新作でも演奏しているJustin Schipperがペダル・スティールで参加。しかしバンドが目指したのはカントリーではなく、R.E.M.『Automatic for the People』のような、タイムレスなサウンドだったという。
今回、(デビュー作にも収録された「Juniper」をカバーするほど)彼女の大ファンを公言するシンガー・ソングライター、kiss the gamblerのかなふぁんをメインに据え、zoomでのインタビューを行った。途中、本作のプロデュースを担ったLogan Chungも登場するなどのサプライズもありながら、『Blue Raspberry』の魅力を紐解く手掛かりにもなる制作背景やテーマについて、たっぷりと語ってもらった。
ドイツのインタビューでそう語っていた元The Coralのギタリスト、Bill Ryder-Jones。5年ぶりの新作『Iechyd Da』はLou Reedのような「I Know That It’s Like This (Baby)」で幕を開けるが、そこではGal Costa(とCaetano Veloso)の「Baby」がサンプリングされており、ポルトガル語で“Eu sei que é assim(こんな風になるってわかってる)”と歌われている。まるで二人の、悲しい恋の結末を知っていたかのように。
]]>REVIEWS2024-01-20T15:30:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2413
[FEATURE] MONCHICON'S BEST ALBUMS OF 2023
コロナによる規制が緩和されて来日公演が活発になる一方で、レコードのセールスは伸び悩み、海外作品の国内リリースもままならないことが増えた2023年。配信サービスの普及で多くの作品に気軽にアクセスできるようになった分、その作品の背景や意図をきちんと伝える役...
]]>FEATURES2024-01-10T21:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2412
[INTERVIEW] Dawes
Photo by Kana Tarumi
“世界に君が、僕にとっての君と同じ人に見えていますように
君の好きなバンドが全部、一緒にいてくれますように”
代表曲「All Your Favorite Bands」でそう歌っているように、2009年の結成以来、LAのロック・バンドDawesは信念を曲げ...
Photo by Kana Tarumi
代表曲「All Your Favorite Bands」でそう歌っているように、2009年の結成以来、LAのロック・バンドDawesは信念を曲げることなく活動を続けてきた。
反響を呼んだ昨年のフジロックフェスティバル、フィールド・オブ・ヘブンのステージ以来の単独公演となるこの日のライブでも、それは変わらない。最新作『Misadventures of Doomscroller』から、Jackson Browneを思わせる「Everything Is Permanent」で幕を開けると、同じく新作からの「Someone Else’s Café / Doomscroller Tries To Relax」では、まるでGrateful Deadの「Help On The Way / Slipknot」のような長尺のジャムを披露。ライブの定番になっているラストの2曲、「When My Time Comes」と「All Your Favorite Bands」では、この日を待ち望んでいた観客たちによる大合唱が巻き起こっていた。
]]>INTERVIEW2023-11-25T20:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2411
[INTERVIEW] Bar Italia
最もエキサイティングな新人バンドでありながら、謎に包まれた存在であったロンドンの若きトリオ、Bar Italiaがベールを脱いだ前作『Tracey Denim』に続く、今年2枚目となる最新作『The Twits』が早くもリリースされた。
マヨルカ島のホーム・スタジオでレコーディ...
マヨルカ島のホーム・スタジオでレコーディングし、著名なアーティストを手がけてきたMarta Salogniがミックスした本作は、メンバー3人のそれぞれの個性が重なりあい、ぶつかりながら、奇妙で神秘的で中毒性のある世界が作り出される。気怠く哀愁が漂うムードやざらついたギターの音質にはどこか60年代の雰囲気があり、バーでスモーキーなウイスキーと煙草を揺らす彼らの姿が見えてくるようだ。オープニング・ソングの「my little tony」のキャッチーなギター・リフから始まり、時に疾走し時にゆったりと抒情的に奏でながら、ラストは不気味な喧騒で締めくくられ、まるでモノクロの短編映画を観ているようだった。
]]>INTERVIEW2023-11-23T20:00:00+09:00栗原葵JUGEM栗原葵
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2410
[INTERVIEW] Germaine Dunes
12月にソロでの来日公演が決まっている、Big ThiefのギタリストBuck Thief。そのサポート・アクトに抜擢されたGermaine Dunesというのが、Buckの妻であり、彼の最新作『Haunted Mountain』のジャケット写真を撮影しているGermaine van der Sandenだ。
今年の3月に...
12月にソロでの来日公演が決まっている、Big ThiefのギタリストBuck Thief。そのサポート・アクトに抜擢されたGermaine Dunesというのが、Buckの妻であり、彼の最新作『Haunted Mountain』のジャケット写真を撮影しているGermaine van der Sandenだ。
]]>INTERVIEW2023-09-04T20:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2405
[INTERVIEW] Blake Mills
photo by Kyle Thomas
Bob Dylanのアルバム『Rough and Rowdy Ways』や、先日行われたJoni Mitchellの23年ぶりのヘッドライナー公演に参加するなど、今もっとも多忙なギタリスト/プロデューサーのひとりであるBlake Mills。そんな彼は、伝説的なベーシストPino Pall...
photo by Kyle Thomas
Bob Dylanのアルバム『Rough and Rowdy Ways』や、先日行われたJoni Mitchellの23年ぶりのヘッドライナー公演に参加するなど、今もっとも多忙なギタリスト/プロデューサーのひとりであるBlake Mills。そんな彼は、伝説的なベーシストPino Palladinoとの共作『Notes With Attachments』制作中に、キーボード奏者のLarry Goldingsに薦められてヴァ―モント在住のシンガー・ソングライターChris Weismanの曲を聴き、大きな衝撃を受けたという。
]]>INTERVIEW2023-07-14T20:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[INTERVIEW] Squid
Photo by Michelle Helena Janssen
Peter Gabrielのソロ・デビュー曲のタイトルにもなったイギリス南西部の丘、Solsbury Hill。そこからブライトンへ向かって車を走らせると、ストーンヘンジと呼ばれる環状に並んだ石碑(モノリス)が見えてくる。一体誰がいつ、何の...
Photo by Michelle Helena Janssen
Peter Gabrielのソロ・デビュー曲のタイトルにもなったイギリス南西部の丘、Solsbury Hill。そこからブライトンへ向かって車を走らせると、ストーンヘンジと呼ばれる環状に並んだ石碑(モノリス)が見えてくる。一体誰がいつ、何のためにそれを作ったのか、その理由はいまだに解明されていない。
2021年のファースト・アルバム『Bright Green Field』で全英4位を記録したロック・バンド、SquidがPeter Gabrielの所有するスタジオで録音した最新作『O Monolith』もまた、バンドの生演奏に木管楽器のアンサンブルや聖歌隊のようなコーラス、年代物のシンセサイザーのサウンドを織り交ぜ、何千年も後の人類に向けたメッセージのような、謎めいた魅力を放っている。
]]>INTERVIEW2023-06-07T22:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2403
[TRACK BY TRACK] Water From Your Eyes
photo: Eleanor Petry
PavementやSpoon、Interpolのフロント・アクトを経て、Matador移籍第1弾となるアルバム『Everyone's Crushed』をリリースしたNate AmosとRachel Brownによるブルックリンのデュオ、Water From Your Eyes。可哀想な動物の視点から書かれたアルバ...
photo: Eleanor Petry
PavementやSpoon、Interpolのフロント・アクトを経て、Matador移籍第1弾となるアルバム『Everyone's Crushed』をリリースしたNate AmosとRachel Brownによるブルックリンのデュオ、Water From Your Eyes。可哀想な動物の視点から書かれたアルバムをリリースしたかと思えば、EMINEMの「Lose Yourself」を大真面目にカバーしたりと聴き手を常に混乱させてきた彼らだが、本作でも人を食ったようなその姿勢は貫かれている。
電子音がアラームのように鳴り響くリード・トラックの「Barley」はStingの「Fields of Gold」から歌詞を拝借したものだし、タイトル曲では“わたしは愛する人たちみんなと、傷つけるものすべてと一緒にいる”という一文が少しずつ形を変えながら繰り返され、ストリングスがしめやかに鳴り響く「14」で聴き手を感傷的にさせたかと思えば、“ハッピーエンドなんてない/あるのは出来事だけ/わたしの製品を買って”と歌う「Buy My Product」で、突き放すようにアルバムは締めくくられるのだ。
]]>LIVE REPORT2023-02-21T17:14:00+09:00栗原葵JUGEM栗原葵
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[BAND TO WATCH] Water From Your Eyes
Nate AmosとRachel Brownからなるブルックリンのデュオ、Water From Your Eyes。ポップ・ソングとインダストリアル・ノイズが交互に繰り出されるアルバム『Structure』からの曲が細野晴臣のラジオで紹介されるなど注目を浴びた彼らが、SpoonやInterpolのオープニング...
Nate AmosとRachel Brownからなるブルックリンのデュオ、Water From Your Eyes。ポップ・ソングとインダストリアル・ノイズが交互に繰り出されるアルバム『Structure』からの曲が細野晴臣のラジオで紹介されるなど注目を浴びた彼らが、SpoonやInterpolのオープニング・アクトを経て、Matadorとの契約を発表した。
]]>INTERVIEW2023-02-17T20:30:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[REVIEW] Yo La Tengo - This Stupid World
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評価:
Matador (2023-02-10)
この愚かな世界
去る2022年暮れのニューヨーク、Yo La Tengoのファンにはお馴染みのチャリティー...
去る2022年暮れのニューヨーク、Yo La Tengoのファンにはお馴染みのチャリティー・イベント、ハヌーカ・コンサートが今年も開催された。
Sun Ra ArkestraやSonic YouthのSteve Shelley、Lucy Dacusや Horsegirlら世代を越えたゲストを大勢招いて行われたその8夜連続のライブのことを考えると、彼らが40年のキャリアを迎えてもなおブレることのない気概と信念を持ち続けていること、そして何よりそのバイタリティに驚かされる。そしてそれは、彼らが変わらず今もそこに居てくれることのありがたさでもある。
]]>REVIEWS2023-02-08T21:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[BAND TO WATCH] Tenci
photo: Henry Jordan Smith
Big ThiefのBuck MeekやKaty Kirbyを擁するテキサスのレーベル、Keeled ScalesからデビューしたTenciは、シカゴ出身のJess Shomanが祖母のニックネームから名前を取ったプロジェクトだ。
ファースト・アルバム『My Heart Is an Open Fi...
photo: Henry Jordan Smith
Big ThiefのBuck MeekやKaty Kirbyを擁するテキサスのレーベル、Keeled ScalesからデビューしたTenciは、シカゴ出身のJess Shomanが祖母のニックネームから名前を取ったプロジェクトだ。
ファースト・アルバム『My Heart Is an Open Field』では同郷のミュージシャンSpencer Radcliffeらをバックに従えていたが、昨年11月にリリースされたセカンド・アルバム『A Swollen River, A Well Overflowing』からは新たに3人のメンバーを加えたバンド編成となり、Jay SomことMelina Duterteがミックスを担当。自由度を増したオーガニックなサウンドと、タイトル通り水嵩を増した川や井戸から溢れ出るようなエモーショナルなヴォーカルで、Big ThiefやFloristとも並べて聴きたい作品になっていた。
]]>INTERVIEW2023-02-01T21:30:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2394
[INTERVIEW] Marina Allen
photo by Eve Neuhart
Jeff Beckが1969年にリリースしたアルバム『Beck-Ola』に、ピアニストのNicky Hopkinsが書いた「Girl From Mill Valley」という、美しいインスト曲が収録されている。その曲のタイトルにもなった北カリフォルニアのミル・ヴァレーからやってき...
photo by Eve Neuhart
Jeff Beckが1969年にリリースしたアルバム『Beck-Ola』に、ピアニストのNicky Hopkinsが書いた「Girl From Mill Valley」という、美しいインスト曲が収録されている。その曲のタイトルにもなった北カリフォルニアのミル・ヴァレーからやってきたのが、昨年UKのレーベルFireからアルバム『Candlepower』でデビューを飾ったMarina Allenだ。
]]>INTERVIEW2022-12-15T21:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2393
[INTERVIEW] Sean Nicholas Savage
photo:Marta Cikojevic
Mac DeMarcoやDoldrums、Majical Cloudzらが参加したトリビュート・アルバムがリリースされるなど、カナダはモントリオールのコミュニティで絶大な支持を集めるシンガー・ソングライター、Sean Nicholas Savage。
2016年にはSolangeのアル...
photo:Marta Cikojevic
Mac DeMarcoやDoldrums、Majical Cloudzらが参加したトリビュート・アルバムがリリースされるなど、カナダはモントリオールのコミュニティで絶大な支持を集めるシンガー・ソングライター、Sean Nicholas Savage。
2016年にはSolangeのアルバム『A Seat At The Table』に参加したことも話題になった彼が、盟友Mac DeMarcoをプロデューサーに迎え、Elliott Smithと山下達郎に影響を受けたと語る最新作『Shine』を引っ提げて、12月に久しぶりの来日を果たす。
]]>INTERVIEW2022-11-28T22:30:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[INTERVIEW] Weyes Blood
photo by Neil Krug
“アートと愛は同じである。すなわち、自分ではないもののなかに自分を見つけるプロセスなのだ”
というのは、先日邦訳が出版されたチャック・クロスターマンによるエッセイ『生きるために死ね 死とロックをめぐるアメリカ紀行』の一節だが、人...
photo by Neil Krug
2010年代を代表する傑作との呼び声も高い前作『Titanic Rising』から始まった三部作の第二作となる、Weyes BloodことNatalie Meringの新作『And In The Darkness, Hearts Aglow』。そこから先行シングルとして公開された「Grapevine」は、彼女が経験した“ナルシスティックなミュージシャン“との失恋が題材になっているという。けれども、世界的なパンデミックの中、“苦しんでいるのは自分だけではない”と考えることは、癒しにもなったのではないだろうか。
しばしば“懐古的“と形容されるWeyes Bloodの音楽だが、『The New Yorker』のインタビューに答えて、彼女自身はそれを、“記憶する価値のあるもの“として未来を経験することなのだと語っている。そして過去を振り返ることは、未来についての作品になるという三部作のフィナーレへと向かうために、必要な作業だったのだ。20分という短い時間ではあったが、“警報が鳴り続ける中で、生きていくことについての作品”だという新作について、NatalieがZoomで語ってくれた。
]]>INTERVIEW2022-11-16T20:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[INTERVIEW] Alvvays
photo: Norman Wong
カナダのギター・ポップ・バンド、Alvvaysの"w"はふたつに割れている。あるいは、ふたつの"v"が寄り添って、“いつでも”という、叶わない願いを表現しているのかもしれない。
そんなAlvvaysのヴォーカリストMolly Rankinの父親で、ミュージシャ...
photo: Norman Wong
]]>INTERVIEW2022-10-05T23:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2390
[INTERVIEW] Alex G
photo: Chris Maggio
君と僕は、エクスタシーよりも良い錠剤を手に入れた
それは奇跡、そして十字架(「Miracles」)
前作『House of Sugar』で、ドラッグのオーバ―ドーズによってこの世を去った友人について歌っていたAlex GことAlex Giannascoliは、Japane...
photo: Chris Maggio
君と僕は、エクスタシーよりも良い錠剤を手に入れた
それは奇跡、そして十字架(「Miracles」)
前作『House of Sugar』で、ドラッグのオーバ―ドーズによってこの世を去った友人について歌っていたAlex GことAlex Giannascoliは、Japanese BreakfastやTomberlinといったアーティストのプロデュースを経てリリースされる新作『God Save The Animals』からの先行シングルで、そんな風に歌っている。
]]>INTERVIEW2022-09-20T20:30:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2389
[INTERVIEW] The Beths
photo: Frances Carter
「愛は時間をかけて学ぶものだと信じている。その人の好きな映画、お茶の飲み方、笑わせ方、その人がどう感じるか、その人を知る過程で多くの情報が蓄積される。そして、人と人との関係が変わったり、終わったりした時、その知識はすべて消え...
photo: Frances Carter
ニュージーランドのロック・バンド、The Bethsのニュー・アルバムとなる『Expert In A Dying Field』のタイトルについて、ヴォーカリストでソングライターのElizabeth Stokesはそう説明している。と同時に、多くのミュージシャンにとって、パンデミックが始まってからの数年間は、“死に行く分野の専門家”になってしまう、そんな恐怖との戦いだったのかもしれない。
恋人と別れ、ロックダウンの最中にポートランドのバンガローに閉じこもって曲作りをすることになったWhitneyのJulien Ehrlich。図らずもそれは、真冬のウィスコンシン州で相棒のMax Kakacekと一緒に山小屋に閉じこもって曲作りをしたファースト・アルバム、『Light Upon The Lake』の制作過程と似ていたのかもしれない。
Maxの祖父と敬愛するGirlsのChet JR Whiteの死、そしてポートランドで起きた山火事の影響は、新作『SPARK』の歌詞にも“煙”や“火”といった形で、喪失と再生のメタファーとしてたびたび登場することになる。
]]>INTERVIEW2022-09-15T20:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2387
[INTERVIEW] Jockstrapphoto: Eddie Whelan
フジロックでのパフォーマンスも話題となったロンドンのバンド、Black Country, New Road。そのヴァイオリン奏者であり、ギルドホール音楽演劇学校でジャズを学んでいたGeorgia Elleryが、同じくギルドホールで電子音楽を専攻していたTaylor Skye... photo: Eddie Whelan
フジロックでのパフォーマンスも話題となったロンドンのバンド、Black Country, New Road。そのヴァイオリン奏者であり、ギルドホール音楽演劇学校でジャズを学んでいたGeorgia Elleryが、同じくギルドホールで電子音楽を専攻していたTaylor Skyeと結成したプロジェクトがJockstrapだ。
WARPからのEP『Wicked City』を経て、この度Rough Tradeからリリースされたファースト・アルバム『I Love You Jennifer B』は、ダブステップやハウス・ミュージックに影響を受けたクラブバンガ―と、18人のヴァイオリン奏者が参加したクラシカルな楽曲が同居する、エクスペリメンタルなアート・ポップ作品となっている。
David Byrneもプレイリストに選曲した名曲「Concrete Over Water」を含むこのアルバムについて、フジロックの翌日、都内でGeorgiaに話を聞いてみた。
]]>REVIEWS2022-08-18T20:32:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2384
[INTERVIEW] Marci
photo by Christina Bryson
Marciはカナダのバンド、TOPSのキーボード奏者であるMarta Cikojevicによるソロ・プロジェクトだ。そんな彼女が先日リリースしたファースト・アルバム『Marci』は、全曲TOPSのDavid Carriereとの共作によるもので、同じくTOPSのJane Pen...
photo by Christina Bryson
]]>INTERVIEW2022-08-08T20:30:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2382
[INTERVIEW] Superorganism
photo by Jack Bridgland
インターネットから突如現れ、唯一無二の奇妙なポップ・サウンドでシーンに躍り出た2017年のデビューから5年、Superorganismの新作『World Wide Pop』がリリースされた。お互い顔を合わせずに制作した前作から、ワールド・ツアー、共同生活...
photo by Jack Bridgland
インターネットから突如現れ、唯一無二の奇妙なポップ・サウンドでシーンに躍り出た2017年のデビューから5年、Superorganismの新作『World Wide Pop』がリリースされた。お互い顔を合わせずに制作した前作から、ワールド・ツアー、共同生活、そしてパンデミックを経験して制作され、Madonna等の有名ポップ・スターを手掛けるStuart Priceがプロデュースした今作は、普段から交流のある星野源やCHAI、Pavement のStephen MalkmusやフランスのPi Ja Maなど世界中からゲストを迎え、よりスケールの大きな作品に仕上がった。枠に囚われず、様々なジャンルをコラージュのように散りばめ、前向きかつシュールに歌うSuperorganismらしさは、もちろん健在。未来とノスタルジーが交錯し、実験的ながら誰でも楽しく聴ける彼らのポップ・ミュージックを、ぜひまた体感して欲しい。
]]>INTERVIEW2022-07-23T22:45:00+09:00栗原葵JUGEM栗原葵
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2381
[INTERVIEW] Porridge Radio
photo: Matilda Hill-Jenkins
セカンド・アルバム『Every Bad』から約2年、混沌と活動が制約されたパンデミックの状況下で、Porridge Radioは新作『Waterslide, Diving Board, Ladder To The Sky』を完成させた。この作品は、バンドの中心人物であるヴォーカルのDana...
photo: Matilda Hill-Jenkins
セカンド・アルバム『Every Bad』から約2年、混沌と活動が制約されたパンデミックの状況下で、Porridge Radioは新作『Waterslide, Diving Board, Ladder To The Sky』を完成させた。この作品は、バンドの中心人物であるヴォーカルのDana Margolinが経験した悲しみや怒り、そして喜びなどの様々な強い感情と、どのようにして現実と自分を受け入れるかを集約している。
自身を掘り下げ、単刀直入に感情を爆発させた前作から、バンドとしても人間としても成長を続けるバンドの今作は、人生に疲れた人々にそっと優しく寄り添うものとなっている。“I don't wanna be loved(愛されたくない)”――「Birthday Party」で何度も繰り返されるこの一節に、人生や愛に一度でも悲観したことがある人たちは、強い共感を覚えるかもしれない。何も隠すことなく剥き出しの感情で訴える言葉に、自分の苦い過去の経験と、当時感じた果てしない感情が蘇る。しかし、自己の受け入れがたい部分を受け入れることを悟り、その中でどのように幸せになるかを模索したという彼女たちの音楽からは、救いも感じられるだろう。
そんなミシシッピ川の流れる音も収録されたKevin Morbyのアルバム『This Is A Photograph』は、パンデミックから逃れるためにロックンロールの聖地メンフィスを訪れた彼が、Jeff BuckleyやElvis Presleyが生前暮らしていた家や、ガレージ・ロッカーのJay Reatardが暮らしていた街から、インスピレーションを受けて制作されたものだ。
病院に運び込まれた父親が一命を取り留めた夜、実家で偶然見つけた家族写真から自身のルーツを辿るタイトル曲や、パートナーであるWaxahatcheeことKatie Crutchfieldに宛てたラヴ・ソング「Stop Before I Cry」など、パーソナルな心情がメンフィスという場所を介して死者の魂と繋がっていくようなこのアルバムについて、Kevinがメールで質問に答えてくれた。
]]>INTERVIEW2022-06-10T21:36:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2379
[INTERVIEW] Horsegirl
Matadorを愛し、Matadorに愛された少女たち――6月3日に待望のファースト・アルバム『Versions of Modern Performance』をリリースするシカゴの3人組バンドHorsegirlの話を聞いていると、そんなフレーズを思い浮かべずにはいられない。
Belle and Sebastianのドキュ...
Matadorを愛し、Matadorに愛された少女たち――6月3日に待望のファースト・アルバム『Versions of Modern Performance』をリリースするシカゴの3人組バンドHorsegirlの話を聞いていると、そんなフレーズを思い浮かべずにはいられない。
Belle and Sebastianのドキュメンタリーを見て意気投合し、Sonic Youthのカバー・バンドをしていたという彼女たちは、まだ全員が現役の高校生だった昨年、シングルを1枚しかリリースしていなかったにも関わらず憧れのMatadorと契約し、地元シカゴで開催されたPitchfork Music Festivalのトップバッターを務めた。
]]>INTERVIEW2022-05-24T23:30:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2378
[REVIEW] Kevin Morby - This Is A PhotographThis Is A Photographの他のレビューをみる»評価:
DEAD OCEANS
(2022-5-13)409号室の客
2020年の1月、カンザスのシンガー・ソングライターKevin Morbyが家族と食事している最中に父親が倒れ、病院に運び込まれるという出来事があった。奇跡的に回復したも...
2020年の1月、カンザスのシンガー・ソングライターKevin Morbyが家族と食事している最中に父親が倒れ、病院に運び込まれるという出来事があった。奇跡的に回復したものの、その晩実家に戻ったKevinは父親が自分と同じ年齢だった頃の写真を見つけ、そこに写る逞しくて自信に満ち溢れた青年と、現在の年老いた父親の姿を比べて不安に駆られ、新作のタイトル曲である「This Is A Photograph」を書き始めたという。
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REVIEWS2022-05-16T23:51:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2376
[INTERVIEW] Hatchie
オーストラリア、ブリスベン出身のHatchieことHarriette Pilbeamは、セカンド・アルバム『Giving The World Away』でTシャツを脱ぎ捨て、ポップ・スターへの扉を開くのだろう。本作ではよりダイナミックで煌びやかなサウンドへと進化を遂げ、自身の内面を掘り下げるよ...
オーストラリア、ブリスベン出身のHatchieことHarriette Pilbeamは、セカンド・アルバム『Giving The World Away』でTシャツを脱ぎ捨て、ポップ・スターへの扉を開くのだろう。本作ではよりダイナミックで煌びやかなサウンドへと進化を遂げ、自身の内面を掘り下げるような内容となっている。アルバム・リリース間近でUS/カナダ・ツアーを控えてロサンゼルスにいる彼女に、Zoomで取材を行った。
]]>INTERVIEW2022-04-23T19:30:00+09:00栗原葵JUGEM栗原葵
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2375
[REVIEW] Father John Misty - Chloë and the Next 20th CenturyChloë and the Next 20th Centuryの他のレビューをみる»評価:
SUB POP
(2022-4-8)歴史は繰り返す
「何回同じ過ち繰り返すんだよ。人類かよ」というのは2021年の元旦に放送された『おもしろ荘』で優勝した芸人、ダイヤモンドによる秀逸なツッコミだが、...
「何回同じ過ち繰り返すんだよ。人類かよ」というのは2021年の元旦に放送された『おもしろ荘』で優勝した芸人、ダイヤモンドによる秀逸なツッコミだが、「20世紀に戻ったみたいだ」なんて声が聞こえるようになって久しい昨今、Father John MistyことJosh Tillmanの新作のタイトルは、なんだか妙にしっくり来る。
]]>INTERVIEW2022-04-07T18:40:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[INTERVIEW] Wet Leg
Photo by Hollie Fernando
2019年、イギリスのワイト島で長くからの友人であったRhian TeasdaleとHester Chambersによって結成されたWet Legは、パンデミックが始まるまでに4つのギグしか経験がなかったものの、名門Domino Recordsと契約し、あっという間に期待の新...
Photo by Hollie Fernando
]]>INTERVIEW2022-03-14T15:30:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2371
[INTERVIEW] Superchunk
photo by Brett Villena
人気インディー・レーベルMergeのオーナーでもあるMac McCaughan率いるSuperchunkが、4年ぶりのアルバムとなる『Wild Loneliness』をリリースする。パンキッシュで怒りに満ちた前作『What A Time To Be Alive』とは対照的に、穏やかで優しい...
photo by Brett Villena
人気インディー・レーベルMergeのオーナーでもあるMac McCaughan率いるSuperchunkが、4年ぶりのアルバムとなる『Wild Loneliness』をリリースする。パンキッシュで怒りに満ちた前作『What A Time To Be Alive』とは対照的に、穏やかで優しいアコースティックなサウンドは、困難なこの時代を生き抜くためのヒントを、リスナーにそっと教えてくれるかのようだ。
パンデミックで誰もが自宅に閉じ込められたこの状況を逆手に取り、Teenage FanclubやR.E.M.のMike Mills、Owen Pallett、Sharon Van Ettenなど、世界各国から多彩なゲストがリモート参加したこのアルバムについて、そしてストリーミング・サービスやライブハウスといった音楽業界を取巻く現状について、MacがZoomでインタビューに応じてくれた。
]]>INTERVIEW2022-02-23T21:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2370
[INTERVIEW] Beach House
photo by David Belisle
2006年のデビュー以来、“マンネリの美学”とも言えるアンニュイな音楽を奏で続けてきたBeach Houseがその殻を打ち破ったのが、元Spacemen 3のSonic Boomをプロデューサーに迎えた2018年の前作『7』だった。
それから4年、パンデミックの最...
photo by David Belisle
現代の音楽シーンにおけるユニコーンのごとき彼らが「最もアップビートなアルバムを作ろう」と意気込んだ新作『Al Mundo Azul』は、ボリウッド映画のサウンドトラックやデジタル・クンビアに影響を受け、3曲でスペイン語ヴォーカルに挑戦するなど、メンバーのバックグラウンドを反映した、マルチ・カルチュラルな作品となっている。と同時に、ショービジネスにおけるルッキズムや海洋汚染など、現代社会が抱える問題に切り込んだ歌詞も印象的だ。
]]>INTERVIEW2022-02-16T19:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2368
[INTERVIEW] Big Thief
photo by Alexa Viscius
2枚組、全20曲にも及ぶBig Thiefの最新作『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』は、ニューヨーク、カリフォルニア、コロラド、アリゾナというアメリカ各地の4つのスタジオで、4人のエンジニアと録音された。
先立って公開された...
photo by Alexa Viscius
2枚組、全20曲にも及ぶBig Thiefの最新作『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』は、ニューヨーク、カリフォルニア、コロラド、アリゾナというアメリカ各地の4つのスタジオで、4人のエンジニアと録音された。
]]>INTERVIEW2022-02-09T13:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2365
[INTERVIEW] Black Country, New Road
photo: Rosie Foster
ロンドンの男女7人組、Black Country, New Roadがファースト・アルバム『For The First Time』をリリースする2日前、バンドの熱心なファンだったという、メンバーのLewis Evansの叔父がこの世を去った。それから一年、叔父の命日の翌日にリリー...
photo: Rosie Foster
ロンドンの男女7人組、Black Country, New Roadがファースト・アルバム『For The First Time』をリリースする2日前、バンドの熱心なファンだったという、メンバーのLewis Evansの叔父がこの世を去った。それから一年、叔父の命日の翌日にリリースされるセカンド・アルバム『Ants From Up There』には、彼に捧げた「Mark's Theme」という短いインスト曲が収められている。
]]>INTERVIEW2022-02-04T09:30:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2364
[FEATURE] MONCHICON'S BEST ALBUMS OF 2021
あらゆることがドローのまま終わった2020年の、延長戦のようだった2021年。結局海外アーティストの来日公演やフェスティバルも完全な形では再開せず、ジャンルやリスナーの細分化が進み、たくさんの人たちが同時に熱狂するような作品も、生まれにくかったのかもしれま...
]]>INTERVIEW2021-12-13T20:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[INTERVIEW] Hana Vu
photo by Corinne Schiavone
『Public Storage』は、Willow Smith(現WILLOW)とのコラボレーションやデビューEP『How Many Times Have You Driven By』を経てGhostly Internationalと契約した21歳のHana Vuにとって、初のフル・アルバムである。彼女がティーンの頃...
photo by Corinne Schiavone
『Public Storage』は、Willow Smith(現WILLOW)とのコラボレーションやデビューEP『How Many Times Have You Driven By』を経てGhostly Internationalと契約した21歳のHana Vuにとって、初のフル・アルバムである。彼女がティーンの頃のベッドルーム・ポップの面影は残っているものの、インディー・ロックだけでなくグランジやエレクトロニック、ニューウェイヴ等の様々なジャンルを取り込み、ピアノやストリングスを加えたそのサウンドは驚くほどダイナミックになった。生々しい感情が波のように時には静かに、または荒々しく表現されている。そんなサウンドに乗せて、弱さや孤独を含めた抽象的なリリックを吐き出すように歌う彼女の姿は力強い。
]]>INTERVIEW2021-11-08T21:00:00+09:00栗原葵JUGEM栗原葵
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[INTERVIEW] Snail Mail
photo by Tina Tyrell
先日公開された『NME』のインタビューによれば、Snail MailことLindsey Jordanは、トッド・ヘインズ監督の映画『キャロル』のDVDを両親にねだることで、自分がレズビアンであることをカミング・アウトしたのだという。
弱冠18歳でリリースさ...
photo by Tina Tyrell
]]>INTERVIEW2021-11-04T23:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
https://monchicon.jugem.jp/?eid=2360
[INTERVIEW] Sufjan Stevens & Angelo De Augustine
14本の映画を題材にした14曲入りのコラボレート・アルバム、『A Beginner's Mind』をリリースしたばかりのSufjan StevensとAngelo De Augustine。だがアメリカ50州をテーマにした『Michigan』や『Illinois』といったアルバムが実はSufjan自身について歌っていたように...
14本の映画を題材にした14曲入りのコラボレート・アルバム、『A Beginner's Mind』をリリースしたばかりのSufjan StevensとAngelo De Augustine。だがアメリカ50州をテーマにした『Michigan』や『Illinois』といったアルバムが実はSufjan自身について歌っていたように、子供の頃に好きだったというホラー映画や80年代のヒット作をモチーフにした今回のアルバムもまた、幼い頃に両親が離婚したSufjanとAngeloのふたりが、父親との記憶を取り戻すための手段だったのかもしれない。
現在全国のレコード店で配布中のフリーペーパー『A Beginner's Guide To A Beginner's Mind』を制作するため、全14本をあらかじめ観終わってから臨んだ今回のインタビュー。しかしそこはSufjan、普通に終わるはずもなく…。時折ジョークを交えつつも、映画への情熱と親子の絆について語ってくれた。
]]>INTERVIEW2021-08-31T22:00:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[FEATURE] 神々たちの球戯〜Dessner姉弟とBig Red Machine
Bon IverのJustin VernonとThe NationalのAaron Dessnerによるプロジェクト、Big Red Machineの新作『How Long Do You Think It's Gonna Last?』が今週金曜日にリリースされる。
本作は2018年の『Big Red Machine』に続くセカンド・アルバムだが、彼らはAaronと双...
Bon IverのJustin VernonとThe NationalのAaron Dessnerによるプロジェクト、Big Red Machineの新作『How Long Do You Think It's Gonna Last?』が今週金曜日にリリースされる。
本作は2018年の『Big Red Machine』に続くセカンド・アルバムだが、彼らはAaronと双子のBryceがキュレーターを務めた2009年のチャリティ・コンピ『Dark Was The Night』にもJustin Vernon + Aaron Dessner名義で「Big Red Machine」という曲を提供しており、2012年にイギリスのメディアINDEPENDENTに掲載されたインタビューにも、“Big Red Machine”というフレーズが登場している。これが興味深い内容だったので、一部を抜粋して紹介することにしよう。
]]>FEATURES2021-08-23T21:52:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[FEATURE] There's No Place Like Home〜Sufjan StevensとAngelo De Augustineのオズへの旅
9月24日にリリースされるSufjan StevensとAngelo De Augustineのコラボレート・アルバム『A Beginner's Mind』は、収録された全14曲が何らかの映画をモチーフにしているという。『イヴの総て』('50)や『ハートブルー』('91)など、公式サイトに名前が挙げられているい...
9月24日にリリースされるSufjan StevensとAngelo De Augustineのコラボレート・アルバム『A Beginner's Mind』は、収録された全14曲が何らかの映画をモチーフにしているという。『イヴの総て』('50)や『ハートブルー』('91)など、公式サイトに名前が挙げられているいくつかの作品のうち、ウォルター・マーチ監督の『オズ』('85)とスパイク・リー監督の『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』('85)だけは日本でDVD化されていないが、幸いにも前者はディズニープラスで、後者はNetflixで配信されているので見ることができた。
]]>INTERVIEW2021-06-21T22:30:00+09:00MonchiconJUGEMMonchicon
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[INTERVIEW] Cola Boyy
photo: Ross Harris
The Avalanchesの新作『We Will Always Love You』への参加や、Eddie Chaconへのリミックス提供で話題になったCola BoyyことMatthew Urango。二分脊椎症という先天的な難病を抱えながらも、地元カリフォルニア州オックスナードからポジティヴなメ...
photo: Ross Harris
The Avalanchesの新作『We Will Always Love You』への参加や、Eddie Chaconへのリミックス提供で話題になったCola BoyyことMatthew Urango。二分脊椎症という先天的な難病を抱えながらも、地元カリフォルニア州オックスナードからポジティヴなメッセージを送り続ける彼は、その子供のような歌声で、多くの人たちの心を掴んできた。