Monchicon!2024-03-07T20:08:31+09:00is a music blog.JUGEM[INTERVIEW] Macie Stewart (Finom)https://monchicon.jugem.jp/?eid=24172024-02-28T20:00:00+09:002024-03-07T10:58:05Z2024-02-28T11:00:00Z
photo by Ash Dye
現代のシカゴの音楽シーンを追いかけているなら必ず名前を目にするミュージシャン、それがMacie Stewartだ。
10代の頃にVic MensaやDonnie TrumpetことNico Segalと一緒にバンドKids These Daysを結成した彼女は、WilcoのJeff Tweedyがプロデュ...MonchiconINTERVIEW
photo by Ash Dye
]]>[INTERVIEW] Real Estatehttps://monchicon.jugem.jp/?eid=24162024-02-21T20:30:00+09:002024-02-21T11:44:16Z2024-02-21T11:30:00Z
photo by Sinna Nasseri
今年でデビュー15周年を迎えるギター・ポップ・バンドReal Estateが、通算6枚目となるアルバム『Daniel』をリリースする。
そのタイトル通り、Kacey MusgravesやA Girl Called Eddyの作品で知られるDaniel Tashianをプロデューサーに迎え...MonchiconINTERVIEW
photo by Sinna Nasseri
そのタイトル通り、Kacey MusgravesやA Girl Called Eddyの作品で知られるDaniel Tashianをプロデューサーに迎えた本作は、カントリーの聖地ナッシュヴィルの伝説的なRCAスタジオAで録音され、Beyonceの新作でも演奏しているJustin Schipperがペダル・スティールで参加。しかしバンドが目指したのはカントリーではなく、R.E.M.『Automatic for the People』のような、タイムレスなサウンドだったという。
今回、(デビュー作にも収録された「Juniper」をカバーするほど)彼女の大ファンを公言するシンガー・ソングライター、kiss the gamblerのかなふぁんをメインに据え、zoomでのインタビューを行った。途中、本作のプロデュースを担ったLogan Chungも登場するなどのサプライズもありながら、『Blue Raspberry』の魅力を紐解く手掛かりにもなる制作背景やテーマについて、たっぷりと語ってもらった。
ドイツのインタビューでそう語っていた元The Coralのギタリスト、Bill Ryder-Jones。5年ぶりの新作『Iechyd Da』はLou Reedのような「I Know That It’s Like This (Baby)」で幕を開けるが、そこではGal Costa(とCaetano Veloso)の「Baby」がサンプリングされており、ポルトガル語で“Eu sei que é assim(こんな風になるってわかってる)”と歌われている。まるで二人の、悲しい恋の結末を知っていたかのように。
]]>[FEATURE] MONCHICON'S BEST ALBUMS OF 2023https://monchicon.jugem.jp/?eid=24132024-01-10T21:00:00+09:002024-01-12T12:01:56Z2024-01-10T12:00:00Z
コロナによる規制が緩和されて来日公演が活発になる一方で、レコードのセールスは伸び悩み、海外作品の国内リリースもままならないことが増えた2023年。配信サービスの普及で多くの作品に気軽にアクセスできるようになった分、その作品の背景や意図をきちんと伝える役...MonchiconFEATURES
]]>[INTERVIEW] Daweshttps://monchicon.jugem.jp/?eid=24122023-11-25T20:00:00+09:002023-11-25T11:22:12Z2023-11-25T11:00:00Z
Photo by Kana Tarumi
“世界に君が、僕にとっての君と同じ人に見えていますように
君の好きなバンドが全部、一緒にいてくれますように”
代表曲「All Your Favorite Bands」でそう歌っているように、2009年の結成以来、LAのロック・バンドDawesは信念を曲げ...MonchiconINTERVIEW
Photo by Kana Tarumi
代表曲「All Your Favorite Bands」でそう歌っているように、2009年の結成以来、LAのロック・バンドDawesは信念を曲げることなく活動を続けてきた。
反響を呼んだ昨年のフジロックフェスティバル、フィールド・オブ・ヘブンのステージ以来の単独公演となるこの日のライブでも、それは変わらない。最新作『Misadventures of Doomscroller』から、Jackson Browneを思わせる「Everything Is Permanent」で幕を開けると、同じく新作からの「Someone Else’s Café / Doomscroller Tries To Relax」では、まるでGrateful Deadの「Help On The Way / Slipknot」のような長尺のジャムを披露。ライブの定番になっているラストの2曲、「When My Time Comes」と「All Your Favorite Bands」では、この日を待ち望んでいた観客たちによる大合唱が巻き起こっていた。
マヨルカ島のホーム・スタジオでレコーディングし、著名なアーティストを手がけてきたMarta Salogniがミックスした本作は、メンバー3人のそれぞれの個性が重なりあい、ぶつかりながら、奇妙で神秘的で中毒性のある世界が作り出される。気怠く哀愁が漂うムードやざらついたギターの音質にはどこか60年代の雰囲気があり、バーでスモーキーなウイスキーと煙草を揺らす彼らの姿が見えてくるようだ。オープニング・ソングの「my little tony」のキャッチーなギター・リフから始まり、時に疾走し時にゆったりと抒情的に奏でながら、ラストは不気味な喧騒で締めくくられ、まるでモノクロの短編映画を観ているようだった。
そんなアルバムについて、口数は少ないながらも、メンバー3人が自分たちなりの言葉で話してくれた。
]]>[INTERVIEW] Germaine Duneshttps://monchicon.jugem.jp/?eid=24102023-11-19T21:00:00+09:002023-11-19T12:00:18Z2023-11-19T12:00:00Z
12月にソロでの来日公演が決まっている、Big ThiefのギタリストBuck Thief。そのサポート・アクトに抜擢されたGermaine Dunesというのが、Buckの妻であり、彼の最新作『Haunted Mountain』のジャケット写真を撮影しているGermaine van der Sandenだ。
今年の3月に...MonchiconINTERVIEW
12月にソロでの来日公演が決まっている、Big ThiefのギタリストBuck Thief。そのサポート・アクトに抜擢されたGermaine Dunesというのが、Buckの妻であり、彼の最新作『Haunted Mountain』のジャケット写真を撮影しているGermaine van der Sandenだ。
]]>[INTERVIEW] Blake Millshttps://monchicon.jugem.jp/?eid=24052023-07-14T20:00:00+09:002023-08-09T04:15:09Z2023-07-14T11:00:00Z
photo by Kyle Thomas
Bob Dylanのアルバム『Rough and Rowdy Ways』や、先日行われたJoni Mitchellの23年ぶりのヘッドライナー公演に参加するなど、今もっとも多忙なギタリスト/プロデューサーのひとりであるBlake Mills。そんな彼は、伝説的なベーシストPino Pall...MonchiconINTERVIEW
photo by Kyle Thomas
Bob Dylanのアルバム『Rough and Rowdy Ways』や、先日行われたJoni Mitchellの23年ぶりのヘッドライナー公演に参加するなど、今もっとも多忙なギタリスト/プロデューサーのひとりであるBlake Mills。そんな彼は、伝説的なベーシストPino Palladinoとの共作『Notes With Attachments』制作中に、キーボード奏者のLarry Goldingsに薦められてヴァ―モント在住のシンガー・ソングライターChris Weismanの曲を聴き、大きな衝撃を受けたという。
]]>[INTERVIEW] Squidhttps://monchicon.jugem.jp/?eid=24042023-06-07T22:00:00+09:002023-06-07T13:33:53Z2023-06-07T13:00:00Z
Photo by Michelle Helena Janssen
Peter Gabrielのソロ・デビュー曲のタイトルにもなったイギリス南西部の丘、Solsbury Hill。そこからブライトンへ向かって車を走らせると、ストーンヘンジと呼ばれる環状に並んだ石碑(モノリス)が見えてくる。一体誰がいつ、何の...MonchiconINTERVIEW
Photo by Michelle Helena Janssen
Peter Gabrielのソロ・デビュー曲のタイトルにもなったイギリス南西部の丘、Solsbury Hill。そこからブライトンへ向かって車を走らせると、ストーンヘンジと呼ばれる環状に並んだ石碑(モノリス)が見えてくる。一体誰がいつ、何のためにそれを作ったのか、その理由はいまだに解明されていない。
2021年のファースト・アルバム『Bright Green Field』で全英4位を記録したロック・バンド、SquidがPeter Gabrielの所有するスタジオで録音した最新作『O Monolith』もまた、バンドの生演奏に木管楽器のアンサンブルや聖歌隊のようなコーラス、年代物のシンセサイザーのサウンドを織り交ぜ、何千年も後の人類に向けたメッセージのような、謎めいた魅力を放っている。
]]>[TRACK BY TRACK] Water From Your Eyeshttps://monchicon.jugem.jp/?eid=24032023-05-26T21:00:00+09:002023-05-26T13:59:53Z2023-05-26T12:00:00Z
photo: Eleanor Petry
PavementやSpoon、Interpolのフロント・アクトを経て、Matador移籍第1弾となるアルバム『Everyone's Crushed』をリリースしたNate AmosとRachel Brownによるブルックリンのデュオ、Water From Your Eyes。可哀想な動物の視点から書かれたアルバ...MonchiconFEATURES
photo: Eleanor Petry
PavementやSpoon、Interpolのフロント・アクトを経て、Matador移籍第1弾となるアルバム『Everyone's Crushed』をリリースしたNate AmosとRachel Brownによるブルックリンのデュオ、Water From Your Eyes。可哀想な動物の視点から書かれたアルバムをリリースしたかと思えば、EMINEMの「Lose Yourself」を大真面目にカバーしたりと聴き手を常に混乱させてきた彼らだが、本作でも人を食ったようなその姿勢は貫かれている。
電子音がアラームのように鳴り響くリード・トラックの「Barley」はStingの「Fields of Gold」から歌詞を拝借したものだし、タイトル曲では“わたしは愛する人たちみんなと、傷つけるものすべてと一緒にいる”という一文が少しずつ形を変えながら繰り返され、ストリングスがしめやかに鳴り響く「14」で聴き手を感傷的にさせたかと思えば、“ハッピーエンドなんてない/あるのは出来事だけ/わたしの製品を買って”と歌う「Buy My Product」で、突き放すようにアルバムは締めくくられるのだ。