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[LIVE REPORT]+/-(PLUS/MINUS) / YOMOYA @ 渋谷O-Nest 2009/12/14(Mon)


「+/-{PLUS/MINUS} Japan Tour 2009」の最終日の模様をレポート。

YOMOYA
 電飾のチューブが楽器に巻き付いた幻想的なセットでおなじみのヨモヤのライヴ。彼らのライヴの魅力はシャープでソリッドな切れ味をもつリズムと、どことなく「郊外」のムードをもつメロディやキーボードの音色との対比だと思う。喩えていえば、Sea & CakeでJohn McEntireの代わりにBattlesのJohn Stainerが叩いてるかのような(あくまで比喩的表現)、一見「水」と「油」のような組み合わせが、不思議なマッチングを見せているところ。洗練されているようで、実は触れると血が出そうな切っ先の鋭さもある、みたいな。その結果、「クールなのに熱い」という不思議なエモーションを感じさせる。今回は50分のフルセットでそんな彼らのユニークな世界観をじっくりと堪能。なお、鍵盤担当の人は、「今年最後のライヴ」ということでかなり気合いが入ってたらしく、MCで「僕は寝るときも気合いを入れて寝るんです『寝るぞっ!』って!」と言って、ギターの人に「ウザい」と言われたものの、「起きる時も『起きるっ!』、右足の靴下を履く時も『履く!』」と畳み掛けたことで、「そこまでいけば面白い」と褒められてました。「プールサイド」という新曲(?)もよかったです。来年の展開も楽しみ。


+/-{PLUS/MINUS}
 プラス/マイナスを見るのはたしか2回目だと思うのだけど、さすがに今回で5度目の来日だけあって、MCのほぼ8割が日本語という尋常じゃない馴染みっぷりにまず驚き、さらにドラムのクリスのビール飲みまくり(「ビールハトモダチデース」と言ってメンバー同士で乾杯すること2回)っぷりにさらに驚き、そして、あそこまで飲んでるにも関わらずあんなにも複雑なリズム・パターンをブレずに豪快に叩きまくるスティックさばきにも驚かされた。今回はオリジナル・メンバーの代わりにサポート・ベーシストが参加ということで、多少プレイも大人しくなるのかな、と思ったら全然そんなことはなくて、盟友Mooolsのカヴァー(もちろん日本語)では「コレハ、“セクシー・ベース”デース」という宣言通り、セクシーなベースラインを紡ぎ出すなど、すっかりバンドに溶け込んでいる様子。そして、リーダーのジェイムスの歌うメランコリックなメロディと「静寂」から「轟音」へと一瞬にして切り替わるダイナミックなギターワーク(クリスとの息もピッタリ)、さらにギターロックを主軸としながらも、打ち込みやサンプラー、キーボード(ベースの人がベース弾きながらキーボードも弾くという荒業をやっていた)など、通常のギター・バンドの枠に収まらない要素を随所に盛り込んだサウンドが起伏に富んだ展開を見せて、1時間があっという間に過ぎていった。さらに1回目のアンコールではMooolsの内野さんがドラムを叩くというほのぼのした一幕もあり、最終的にはダブル・アンコールで、超爆音ノイズの中、彼らの5度目の日本ツアーは幕を閉じた。

 先日のSuperchunkのパフォーマンスがギター・バンドの王道を直球ストレートで堂々と展開させたものだったとしたら、こちらは同じストレートなギター・バンドながらも、ところどころでシンカーやカーヴなどを利かせる・・・即ち「押し」(プラス)と「引き」(マイナス)を交えることで多彩な表情を垣間見せた内容だったといえるだろう。
Posted by 佐藤一道
NEWS / 12:43 / comments(0) / trackbacks(0)
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