9月に待望の初来日が決定した、Cleo TuckerとHarmony TividadによるLAの2人組Girlpool

Cleo Tuckerのトランスジェンダーとしてのカミングアウトと、ホルモン療法による歌声の変化を経ての最新作『What Chaos Is Imaginary』は、2人がニューヨークとフィラデルフィアで別々に暮らしていた時期に書かれた楽曲を、バンド編成で再録したものだった。

パンキッシュなCleoの楽曲を、ドリーミーなHarmonyの楽曲が包みこむような本作で生まれ変わった彼らだが、今回のツアーは結成当時を思わせる、2人だけのスペシャルな編成で行われるという。来日を控えたCleoとHarmonyに、メールでインタビューを試みた。



――まず何よりも、Cleoの新しい声に驚いたと同時に、とても気に入りました。でも以前の声を失って、昔と同じように歌えなくなることは怖くなかったですか?

Cleo:ありがとう! 新しい声域に対応できるかどうかは、間違いなく心配だった。だけど今はこの声に満足してるし、歌い方を変えるのにたくさんの時間を割いたよ。

――Cleoの歌い方は少しConor Oberstを思わせるのですが、あなたたちにとっての理想のシンガーって誰ですか?

Cleo:ハハ、それは可笑しいね。だって彼の音楽をたくさん聴いて育ったから。でも理想ってのはないかな。それについて考えないで、真摯に歌っている時の自分の歌声がベストだと思うよ。

Harmony: 理想の歌声…たぶんMadonnaとかLinda Ronstadt、Olivia Newton Johnかな。

――Girlpoolのファースト・アルバムには「Dear Nora」という曲が収録されていましたが、Dear NoraのKaty Davidsonから何かリアクションはありましたか?

Cleo:うん! あのバンドは大好きなんだ。最初のツアーの時は、 Harmonyと一緒によく聴いていたよ。Katyの作品が好きだし、ツアーを通して友達になったんだ。



――アルバムのいくつかの曲は2016年にリリースされたソロEPに収録されていたものですが、なぜ再録しようと思ったのでしょう?

Cleo:それらの曲をリメイクすることに興奮していたし、Harmonyのアレンジを加えて、掘り下げてみたいと思ったんだ。

Harmony:そう、デモの段階では最大限に曲の良さを引き出すことが出来なかったような気がしていたし、まだ掘り下げる余地があると思ったから。



――今回のアルバムの曲は2人が別々に書いたそうですが、当時を振り返ってどう思いますか?

Cleo:確かに別々に曲を書いたし、とても忙しい時期だったね! Harmonyとは東海岸の別の場所で暮らしていたし、たくさんの新しい人たちと会ったんだ。間違いなく楽しい時間だったよ。でもまだ前作『Powerplant』のツアーをしていたから、お互いによく顔を合わせてはいたんだ。

Harmony:ええ、遠い昔みたいだけど、パワフルだったし、大きな過渡期だった。

――東海岸で過ごした後、ロサンゼルスに戻った理由は?

Cleo:正直言うと、実家や家族が恋しくなったから。それにいつだって西海岸が好きだし、自分にとって一番落ち着く場所だからね。

――「Lucy’s」はもともと「Lucy’s In The Sky」というタイトルでしたが、これはBeatlesの「Lucy’s In The Sky With Diamonds」をもじったものなのでしょうか? 歌詞に出てくるLucyをEmilyに変えた理由は?

Cleo:いいとこ突くねえ。そう、Beatlesのあの曲があったから、タイトルもそのままには出来なかったんだ。だから歌詞も変えるしかなかった。



――今回は初めて外部のプロデューサーと作業していますが、David Tolomeiを招いた理由は? 

Cleo:Davidは推薦されたんだ。自分たちのアイデアを整理してほしかったのと、レコーディングやアレンジに第三者の意見を取り入れたかったから。

――新作で、お互いが好きな曲を教えてください。

Cleo:心に一番響くという意味で自分が好きなのは「Hire」だと思うけど、でも力を与えてくれたり、どれを繰り返し聴くかという点では「What Chaos Is Imaginary」だと思う。プロダクションと、Harmonyのソングライティングが好きだから。



Harmony:私もたぶん「What Chaos Is Imaginary」だと思う。私にとっては一貫して心に響くものだから。この曲のコンセプトについてはよく考えるんだけど、それはたとえば神経可塑性の研究に沿ったもので、私たちが自分の心と体に対してどれだけの力を持っているのか、または私たちの疑念と、自己との関係性について。



――今回の日本ツアーは、CleoとHarmonyのふたりだけになるそうですね。どんなことが期待できそうですか?

Cleo:そう! たくさんの心のこもった、最新作の曲の剥き出しのバージョンと、いくつかの昔の曲を期待していて。



GIRLPOOL JAPAN TOUR 2019

9月1日(日)大阪 心斎橋CONPASS
OPEN 18:00 START 18:30
DJ:DAWA(Flake Records)
出店:Distro Now!
チケット:前売:¥4,800(ドリンク代別)先着来場者特典アリ
お問い合わせ:心斎橋CONPASS(06-6243-1666)

9月2日(月)東京 新代田FEVER
OPEN 18:30 START 19:00
SUPPORT ACT:TAWINGS、No Buses、BYE CHOOSE(DJ)
出店:Distro Now!
チケット:前売:¥4,800(ドリンク代別)先着来場者特典アリ
お問い合わせ:新代田FEVER(03-6304-7899)

9月3日(火)東京 下北沢BASEMENT BAR
OPEN 18:30 START 19:00
出店:Distro Now!
チケット:前売:¥4,800(ドリンク代別)先着来場者特典アリ
お問い合わせ:下北沢BASEMENTBAR(03-5481-6366)