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[INTERVIEW] Soccer Mommy

photo by Ebru Yildiz

“子供にサッカーを習わせるようなアッパー・ミドル階級の教育ママ”を意味する名前を持ったSoccer Mommyは、(Sandy) Alex Gを輩出したベッドルーム・ポップ・レーベル、Orchid Tapesからリリースされたカセット作品で注目された21歳のシンガー・ソングライター、Sophie Allisonのソロ・プロジェクトだ。

3月にFat Possumからリリースしたアルバム『Clean』が絶賛され、Stephen MalkmusやKacey Musgravesとのツアーも成功させた彼女が、来年1月に初来日することが決定。つい先日もファースト・アルバム収録曲を再録した「Henry」と、Bruce Springsteenのカバー「I'm On Fire」をカップリングしたシングルをリリースしたばかりの彼女に、新作の制作背景や、気になるあの話題について質問をぶつけてみた。


3つの星は、テネシー州の旗
私の原点を忘れないためにそのタトゥーを入れたの


──2月にPhoebe Bridgersとツアーをしていましたが、いかがでしたか? 年齢も近いと思うのですが、共通の話題などありましたでしょうか?

Phoebeとのツアーは最高だった! あのツアーはとても気に入ったわ。ツアーが素晴らしかったことは言うまでもないし、Phoebeも彼女のバンドもみんな本当に素晴らしい人たちだから、一緒に過ごしていて本当に楽しかった。Phoebeや彼女のバンドとはユーモアのセンスも似ているし、音楽の趣味も似てるから、一緒にいいツアーができたんだと思う。

──あなたはIggy Popの50歳下になると思うのですが、“あなたの犬にはなりたくない”と歌う新作の「Your Dog」という曲は、やっぱりThe Stoogesの「I Wanna Be Your Dog」へのアンサーなのでしょうか?

「Your Dog」は、The Stoogesへのレスポンスとして書いたわけじゃないことは確かね。でも、なんでみんながそこを比較するのかは理解できる。そういう曲の捉え方はクールだと思うけど、そういうつもりで書いたわけじゃなかったの。

──ちなみに、現在所属しているFat Possumは2013年にThe Stoogesの再結成アルバムもリリースしていますが、レーベルを選ぶ決め手はなんだったのでしょう?

私がまだ大学にいる時にFat Possumと契約したんだけど、それがこんな大きなステップになるなんて、当時はよくわかってなかった。Fat Possumで話をした人たちのことがとても気に入ったし、他に特に話しているレーベルもなかったから、簡単に決断できたわ。

──昨年Fat Possumからリリースされた『Collection』のアートワークは昨年のツアーでベースを弾いていたEmily Allisonによるものですが、彼女はあなたのお姉さんなのでしょうか? 『Collection』の1曲目の「Allison」という曲はあなた自身と彼女、どちらに宛てて歌った曲だったのでしょう?

バック・カバーのアートワークはエミリーが手掛けたもので、そう、彼女は私の姉なの! でも「Allison」は私のことだけについての曲。自分の心とやる気と、パッションに板挟みになっているようなフィーリングについて書いた曲なの。



──右膝に黒い★のタトゥーが3つ入っているのが気になったのですが、どんな思いが込められているのでしょう?

18歳の誕生日の時にそのタトゥーを入れたの。3つの星のアイデアは、テネシー州の旗から。大学進学でニューヨークに引っ越す時だったから、私の原点を忘れないためにもそのタトゥーを入れたの。

──『Collection』のジャケット写真であなたが開いている雑誌の星占いのページには“Scorpio(さそり座)”と書いてありますが、新作にも「Scorpio Rising」という曲が収録されていますよね。これは偶然でしょうか?

その曲は、私の出生占星図のアセンダントの位置にある星座に関係していて、それがさそり座なの。『Collection』にそんな隠されたメッセージを仕込もうなんて考えていなかったけど、自然にそうなったのはなんだか面白いと思う。実際私はその横にあるふたご座の運勢を見ていたんだけど、私の手で隠れちゃってるの。



──アルバムにはWar On DrugsやBeirutを手掛けたGabe Waxがプロデュースと演奏で参加していますが、どうして彼を選んだのでしょう?

彼のアイデアが、私とよく合っていると感じたから。彼が私のレーベルに連絡してきた後に出会ったんだけど、一緒にコーヒーを飲みながら、私が持っているアルバムのアイデアと、彼がやってみたいことについて話し合ったの。私は彼のアイデアをとても気に入って、レコーディングをしてみたら、相性がバッチリだと感じた。


──昨年シングルとしてリリースされた「Last Girl」は、ボーイフレンドの元恋人に嫉妬するのではなくて、同性として共感するという内容の曲ですが、新作の「Cool」も似たようなテーマを扱っているように思います。あなた自身もそういう風に感じることが多いのでしょうか?

「Last Girl」はそれよりももっと、誰かの期待や欲望に応えられないと感じていることについての曲。「Cool」も同じアイデアに沿っていると思うけど、そういうすべての期待を曲に登場するクールな女の子、メアリーとして擬人化させてるの。自分は充分ではないっていう感情は、間違いなく私を苦しませている。



──「Cool」のアウトロの回転数を落としたようなギター・ソロが印象的だったのですが、これはどうやって録音したのでしょう?

Gabeのリビングルームにある、音が大きくて歪んだアンプを使ってレコーディングしたの。みんなが気に入ってくれているエフェクトは、実はレコーディングのあとに付け足したもので、Gabeが曲の最後にスローなピッチのシフトを加えただけ。

──新作にはギターのJulian Powellのほかに、Nick Brownというドラマーが参加しています。2人とも過去の作品には参加していませんでしたが、どこで知り合ったのですか?

Julianは私のボーイフレンドで、レコーディングをする2〜3ヶ月前から私のギタリストをやってくれていた。Nick Brownは実はプロデューサーのGabe Waxがこのプロジェクトのために雇ったセッション・ドラマーなの。

──アルバムの1曲目の後半で急にデモテープのような粗いサウンドが挿入されるのとは対照的に、アルバムのラストの「Wildflowers」はあなたの弾き語りで始まって、後半でシンセが入ってくるのと同時にサウンドが分厚くなります。ベッドルームでレコーディングしていた過去のあなたと、スタジオでレコーディングしている現在のあなたを繋ぎ合わせたようで印象的だったのですが、これは誰のアイデアだったのでしょう?

今あなたが言ったことは、どちらもGabeのアイデア。私も、昔私がベッドルームで作っていた音楽と繋がりがあるって思うし、それによって前よりも大きなプロダクションでありながら、曲を親密に感じることができるようになったと思う。


──あなたの作品のジャケット写真はどれもあなた自身のポートレイトがあしらわれていますが、それぞれのジャケット写真を撮影した場所や、エピソードがあれば教えてください。

『Collection』のカバーは、私の友達のJustin Fargianoが私の寮の部屋で撮ったもの。『Clean』のカバーは、私の友達のSami Alamと一緒に長いプロセスとたくさんの撮影を経て完成したの。最終的に私たちは、ナッシュビルにある私の家で撮った写真を使うことに決めた。私のデッキの下にある木の板に“Clean”っていう言葉をスプレーで書いたんだけど、今もその文字はそこに残っているの。




SOCCER MOMMY
Japan Tour 2019


2019年1月10日(木) 渋谷 WWW
OPEN 18:30 START 19:30

スタンディング 前売り:¥4,500(ドリンク代別)
お問い合わせ:SMASH(03-3444-6751)
Posted by Monchicon
INTERVIEW / 23:30 / comments(0) / trackbacks(0)
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