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[FEATURE] Our Favorite Songs of 2018 (So Far)


早いもので今年も半分が過ぎ、たくさんの名作が生まれましたが、ついつい聴き逃している作品も多いのではないでしょうか? そこで今回は上半期のリリースの中から、モンチコンが選ぶ隠れた名曲、そこまで隠れていない名曲をご紹介したいと思います。

新たな音楽探しの参考に、午前3時までの暇潰しにご利用ください!

Kevin Morby & Waxahatchee - Farewell Transmission

昨年のカップリング・ツアー中、ヴェルヴェッツやEverclearのカバーも披露(?)していたこの2人のSSWは、心身の健康で問題を抱える人たちの為のチャリティ・シングル企画で、Songs: Ohiaで知られる故Jason Molinaの楽曲を取り上げた。困難な時代を生きる人たちを揶揄しているようなこの楽曲を忠実にカバーしたことで、その夭折したソングライターの稀有な才能と葛藤をも再び浮かび上がらせることに。(山岡弘明)


Born Ruffians - Spread So Thin
from the album 『Uncle, Duke & The Chief』

父親が癌を乗り越えたばかりだったヴォーカルのLuke Lalondeは、若い頃の父親と、自分が出会う夢を見る。子供たちのために多くのことを犠牲にしてきた父親に、「あんまり無理しないで」と歌うこの曲は、奇しくも現在闘病中のRichard Swiftがプロデュースしたもので、Real Estateの「Out Of Tune」同様、Fleetwood Macの「Dreams」の続きを見ているような淡いデイドリーム・ポップだ。(清水祐也)


Caroline Rose - Money
from the album 『LONER』

アメリカーナ系のシンガー・ソングライターとしてデビューするも、本作で赤ジャージに着替え、正統派美女からコメディエンヌへと仲間由紀恵ばりの大変身。その強烈なキャラクターとライヴ・パフォーマンスでじわじわと火がつき、ついには『Rolling Stone』誌で特集まで組まれることに。キワモノと思いきや、実はHooray For The Riff Raffの昨年のアルバムと同じプロデューサー&スタジオで録音されている本格志向だ。(清水祐也)


Jorge Elbrecht - Rainbow Skies
from the album 『Here Lies』

近年はAriel Pinkとのコラボでも知られるプロデューサーが自身の半生を振り返った音楽版デスマスクとも言える初のソロ・アルバムには、ブラック・メタルからシューゲイズまで幅広いジャンルの楽曲が並んでいるが、Chris Cohenと共作したこの曲は、Pearl Charlesもコーラスで参加した60年代英国風のサイケデリック・ポップ。ちなみにアルバムの最終曲には、DIIVことZachary Cole Smithもギターで参加している。(清水祐也)


Okkervil River - Famous Tracheotomies
from the album 『In the Rainbow Rain』

バンドのソングライターであるWill Sheffが自身の幼少期の頃に経験したある“手術”。リズム・ボックスを用いたブルー・アイド・ソウル調のライトな楽曲に乗せてなぞらえられる、同様の経験をした人たちのエピソードの最後に登場するのが、夕方のテムズ川を眺めている13歳の頃のRay Davies(The Kinks)。英国特有の哀愁を滲ませまくる60'sブリティッシュ屈指の名曲「Waterloo Sunset」のフレーズが曲の最後に引用されると、カタルシスに似た何かが訪れる。現代最高峰の詩人と称されるWillの真骨頂が覗く1曲。(山岡弘明)


Blueprint Blue - Tourist
from forthcoming first album

Ultimate PaintingのJames HoareとMazzy StarのDavid Robackがプロデュースした昨年のEPや、映画『ブルーバレンタイン』の挿入歌「You and Me」のカバーも素晴らしかった、Horrorsのメンバーの弟たちによるフォーク・ロック・バンド。オリジナル曲が若干弱いのが難点だったが、来るべきファースト・アルバムからのリード曲は、バンド名の由来になったSteely Danの「Peg」を思わせる、バウンシーなブルー・アイド・ソウルだ。(清水祐也)


Baywaves - Still in Bed
from EP 『It’s Been Like』

日曜日の昼下がり、太陽の眩しい光で目が覚める。昨晩のアルコールが残るまどろみの中、ラジオの電源を入れると、流れてくるのは彼らの曲だ。まだベッドにいたいと思いながらまた眠りに落ちていく…自ら自分たちの音楽をヒプノ(”睡眠”)ポップと称するBaywavesの音楽からはそんなシチュエーションが思い浮かぶ。彼らのEP『It’s Been Like』に収録されている本楽曲は、マドリードを拠点とする彼らの脱力な雰囲気と色鮮やかなサイケデリックな世界が広がる1曲だ。(栗原葵)


Snail Mail - Pristine
from the album 『LUSH』

「とにかく自分の歌を歌いたかった」という彼女は自身のユニット名に“普通郵便”と名付け、活動を開始する。他者(=社会)との関係性で葛藤しながらも成長していくことの輝きと尊さ。まるで「全ての青春が正解だよ」と言ってくれているようだ。自身の過去の恋愛を半ば自虐的に振り返ったこの曲で彼女は、いったい何人の世界中のかつて10代だった大人たちのハートを射抜いただろう。(山岡弘明)


Melody’s Echo Chamber - Quand Les Larmes D'un Ange Font Danser La Neige
from the album 『Von Boyage』

公私に渡るパートナーだったTame ImpalaのKevin Parkerと袂を分かったフランス生まれのMelody Prochetは、スウェーデンのサイケ・バンド、Dungenのメンバーの力を借りて本作を完成させるも、不慮の事故で重症を負い発売延期に。本人はその後音楽活動から離れていることを明かしているが、ようやくリリースされたアルバム、とりわけ元Tame ImpalaのNick Allbrook(Pond)も参加した7分にも及ぶこの曲(天使の涙が雪のダンスを舞う時)は、まさにそんな彼女の涙の結晶だ。(清水祐也)


Hana Vu - Cool (feat. Satchy)
from EP 『How Many Times Have You Driven By』

まだ、18歳。LAを拠点に自らプロデューサーも務める早熟なシンガーである彼女。デビューEP『How Many Times Have You Driven By』からのこの1曲は、西海岸的なゆったりしたムードに、同郷のシンガーSatchyのソウルフルな歌声と気怠げな彼女のハスキーヴォイスが絡み合う。ティーンらしいメランコリーな雰囲気も重なり、モダンなベッドルーム・ポップに仕上がっている。Willow Smithともコラボレーションをしており今後の将来が楽しみな新人だ。(栗原葵)
Posted by Monchicon
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