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[INTERVIEW] Jonathan Wilson


Father John Mistyの全作品でプロデューサーを務め、昨年リリースされたPink FloydのRoger Watersのアルバムでもギターを弾いていたJonathan Wilsonの新作『Rare Birds』は、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』でリンゴ・スターが扮した架空のキャラクター、ビリー・シアーズが登場する「Trafalgar Square」で幕を開ける。

 君がトラファルガー広場を歩くのが見えた
 ちいさなビリー・シアーズがピアノを弾いていた
 (「Trafalgar Square」)

70年代ローレル・キャニオンのフォーク・ロックに影響を受けた過去作から一転、Father John MistyやLana Del Rey、伝説のニュー・エイジ・ミュージシャンLaraajiが参加し、“デジタル時代のボヘミアン"を描いたという新作について、本人がメールで語ってくれた。


もし許されるなら、自分のバージョンの
『メロンコリーそして終りのない悲しみ』を作りたい


——新作『Rare Birds』はアルバムにも参加しているLuciusの新作『Nudes』と発売日が一緒でしたが、あなたとLucius、それから本作に参加しているドラマーのJoey Waronkerが、Pink FloydのRoger Watersのバック・バンドとしてツアーすることになったきっかけは何だったのでしょう?

友人のNigel Godrichが、Roger Watersとのセッションの2日目に僕を呼んでくれて、彼のアルバムでギターを弾くことになったんだ。全部のエレキ・ギターとアコギを僕が弾いてるんだよ。最初に演奏したのが「Broken Bones」で、そこで僕が弾いてるソロが、その日レコーディングしたアルバムの曲の規範になってるんだ。



——自主制作時代の『Frankie Ray』を含むあなたの全てのアルバムは、収録時間が78分を超えています。最大限のアイデアを詰め込みつつ、同時にCDフォーマットに制約されるということについてはどう思いますか?

いつか2枚組のCDを作りたいと思ってるんだ。もし許されるなら、自分のバージョンの『メロンコリーそして終わりのない悲しみ』をね…。

——カバー・アートだけ見ても、今回のアルバムはあなたの過去作と雰囲気が違いますが、一体どんな心境の変化があったのでしょう?

以前の作品が過去の時代に耳を傾けていたのと同じように、今回のアートワークもデジタル時代の新しいボヘミア:今の僕が暮らしている興味深い場所を指しているんだ。芸術には上限がない。音楽と同じようにね。



——「Over The Midnight」や「Loving You」といった曲はThe War On Drugsと通じるものがありますし、「Me」という曲には“Deeper Understanding”という歌詞も出てきます。Bob DylanやTalk Talkといった共通のアーティストから影響を受けた結果だと思うのですが、この方向性についてはどう思いますか?

僕のアルバムは麻薬撲滅(The War On Drugs)キャンペーンとは関係ないよ。



——あなたのような優れたプロデューサーは、過去のあらゆるサウンドを再現できると思うのですが、曲を作る時は特定のサウンドを思い描いて、それにフィットするような歌詞を書くのでしょうか? それとも先に曲を書いて、それにフィットするようなサウンドを作るのでしょうか?

確かに僕はサウンドにチャンネルを合わせることできる。僕は特定のサウンドをイメージして、それを再現しようとすることが多いんだ。

——「Loving You」でのLaraajiの参加には驚いたのですが、このコラボレーションはどうやって実現したのですか?

彼のことは大好きで、ここ数年ずっと一緒に作業してたんだ。彼は僕がアルバムに取り掛かった日にスタジオにやってきて、一日で「Loving You」を仕上げたんだよ。聴いてもらえばわかるように、僕はその瞬間を大切にしたくて、残りのアルバムの青写真にしたんだ。「Over The Midnight」は姉妹曲だと言えるね。



——アルバムにはJoey WaronkerとJake Blantonがリズム隊として参加している曲と、あなた自身がすべての楽器を演奏している曲がありますが、演奏パートはどのように振り分けているのでしょう?

曲自体が教えてくれるんだ…「Trafalger Square」と「Sunset Blvd」、「Me」、「There's A Light」は、僕が地球上で一番好きなリズム隊、JoeyとJakeと演奏したがってたんだ。彼ら以上のリズム隊なんていないからね。

——あなたは過去にもLana Del Reyと何度かレコーディングしたことがあるそうですが、未発表のまま終わっていましたよね。「Loving You」と「Living With Myself」で彼女とコラボレートした理由は?

彼女はその曲に完璧だったんだ。うん、彼女とはたくさんの音楽を一緒に作ってきたし、いつか陽の目を見たらいいなと思うよ。

——本作にも参加しているFather John Mistyが昨年来日した時に、彼の新作『God's Favorite Customer』の収録曲(「Mr.Tillman」)を聴かせてくれたのですが、あなたは今回も参加しているのでしょうか?

うん、僕がその曲をミックスしたんだよ。

——ところで、タイトル曲の“ピッチフォークを味方にしたファルセット・フォーキーズ(Falsetto Folkies)”という歌詞は、イニシャルがFFのバンドを連想してしまったのですが……実際にはどういう意味なのでしょう?

タイトル曲は、友人や恋人たち、時間と場所といった広い意味を含んでいる。フォー・フレッシュメン(Four Freshmen)は確かにこの曲やアルバム全体に影響を与えているけど、冒頭の歌詞についてだけ言えば、僕はここで、昔のロックンロールと比べると霞んでしまうような音楽について語っているんだ。
Posted by Monchicon
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