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[INTERVIEW] Japanese Breakfast


最愛の母の死を扱ったアルバム『Psychopomp』でデビューした韓国系アメリカ人のMichelle Zaunerによるプロジェクト、Japanese Breakfast。少しずつ遠ざかっていく母親との時間と距離を縮めるために、彼女がセカンド・アルバムの『Soft Sounds From Another Planet』で選んだのは、宇宙とSFというテーマだった。

12月の初来日公演を記念して、現在配布中のフリーペーパー『CON-TEXT』でインタビューに答えてくれたMichelle。そちらに掲載できなかった分も含めた完全版を公開するので、ぜひこの機会に会場に足を運んでみてほしい。


自分の人生が一週間でどれだけ変わってしまうのか


──あなたの育ったオレゴン州のユージーンは、Sufjan Stevensも「Eugene」という曲で歌っていますが、どんなところでしたか?

ユージーンは太平洋沿いの北西部にあるちいさな学生街で、 たくさんの木や苔、水に囲まれてるの。わたしが育ったのは街のちょっと外れで、森の中の、5エーカーぐらいの土地だった。あの曲が入ってるアルバム、『Carrie & Lowell』にはオレゴンの名所がたくさん出てくるし、私にとっても、説明できないぐらい深い意味を持っているわ。

──2014年に、Frankie CosmosやEskimeauxと一緒に毎日1曲、1週間曲をアップし続けるというプロジェクトに挑戦していましたが、あの経験はいかがでした?

あれは実際、酷い経験だった。関わったアーティストのせいではなくて、偶然その週に、わたしの母が癌に冒されていることがわかったからなの。わたしはそれを病気の記録として続けようとしたんだけど、とても辛い一週間だった。だけど参加したアーティストたちはみんな大好きだし、自分の人生が一週間でどれだけ変わってしまうのか、それぞれが何を経験したのかという意味では、とても興味深いものだったわ。


母親の癌が判明した日に書いた「My Mommy Is Sick」をリメイクした新作収録曲


──アーティスト名は“日本の朝食”ですが、あなたは韓国系アメリカ人で、新作の「Diving Woman」という曲でも、韓国の済州島の海女(ヘニョ)のことを歌っていますよね。韓国や日本には来たことがありますか?

わたしは韓国生まれで、アメリカに移住してからも、毎年のように夏には母と一緒に韓国に来ていたの。2年前、夫と一緒に新婚旅行ではじめて日本を訪れて、すごく気に入ったわ。済州島へも行ったんだけど、それがきっかけで海女に魅了されてしまったの。

──現在はフィラデルフィアを拠点に活動していますが、新作にもLilysやThe War On Drugsといった、フィラデルフィアの“スペース・ロック”系バンドのメンバーが参加していますよね。

スペース・ロックには詳しくないんだけど、この街は芸術作品で有名よね。とても暮らしやすいし、たくさんの素晴らしいミュージシャンがいるわ。

──新作のミックスを、Ariel Pinkの作品で知られるJorge Elbrechtに依頼した理由は?

レーベルが何人かの候補を挙げてくれたんだけど、仮ミックスを目隠しで聴いてみたら、彼のが一番良かったの。満場一致だったし、まるで彼が曲を3Dにしてくれたような感じだった。

──アルバムを聴いて、CarpentersがカバーしたKlatuuの「Calling Occupants of Interplanetary Craft」という曲と、Frankie Roseの『Interstellar』というアルバムを思い出してしまいました。もしかして聴いたことありますか?

どちらのレコードも聴いたことないけど、Carpentersは大好きなの。「Calling Occupants of Interplanetary Craft」ってすごいタイトルだし、絶対チェックしなくちゃ。実際、「Till Death」はCarpentersにすごくインスパイアされてるし、私の結婚式では「Rainy Days and Mondays」に合わせて踊ったのよ。

──アルバムのジャケットからは最近亡くなったHolger Czukayの『Movies』を連想したのですが、どんなコンセプトがあったのでしょう?

私はYo La Tengoの『And Then Nothing Turned Itself Inside Out』のジャケットに影響されたの。写真を撮ってくれたCraig Scheihingにたくさんのアイデアを送って、毎日のようにフィルムを回して、誘拐されるシーンのためのロケーションを車で何時間も探しまわったわ。あの写真は、実際には一番最後に彼のスタジオで撮影した写真のひとつなの。私が参考にした他のイメージには赤い色がたくさん含まれていたし、Craigは二重露出を多用して、それがああいう写真になったのよ。



──「Road Head」や「Jimmy Fallon Big」など、今回のアルバムには過去の作品からのリメイクが多く含まれていますが、どうしてそうしようと思ったのでしょう?

そのことが、たくさんの視点を与えてくれると思ったの。曲がずっとあなたの中に残っていて、プロダクションやアレンジに満足できなかったら、リメイクしてみる価値があると思う。すでに骨格があれば、アレンジとプロダクションの面に集中することができるし、曲を飛び立たせることができると思うの。

──ところで、ベーシストのDevin Craigeは以前「Jimmy Fallon Showに出演するぐらいビッグになる」と言い残してStrand of Oaksに加入したそうですが、それが「Jimmy Fallon Big」の由来になったというのは本当ですか?

本当よ。Devinと私はLittle Big Leagueというバンドにいたんだけど、Strand of OaksがDead Oceansと契約して、ツアーに出ないかと誘われた時、彼は脈のありそうなほうを選んだの。まるで兄弟を失ったみたいだった。Devinはいろんな面でバンドの潤滑剤みたいな存在で、私たちはどうやって前に進んだらいいかわからなかったし、それから私のママが病気になって、バンドも消滅したの。数年後に『Psychopomp』を聴いたDead Oceansが私にアプローチしてきたんだけど、彼らはこの話を知る由もなかったわ。

──今回のアルバムのテーマはSFと宇宙だそうですが、あなたの好きなSF映画があったら教えてください。

『フィフス・エレメント』、『ウォーター・ワールド』、『デューン/砂の惑星』、それから『マッドマックス』!




DUM-DUM LLP Presents
JAPANESE BREAKFAST JAPAN TOUR 2017

12月11日(月)東京 代官山 UNIT

OPEN 18:30 / START 19:00


12月12日(火)大阪 心斎橋CONPASS

OPEN 18:30 / START 19:00

チケット代:前売り¥4,800(ドリンク代別)

※先着来場者特典アリ

チケット:ぴあ/LAWSON/e +

東京:代官山 UNIT 店頭

大阪:FLAKE RECORDS 店頭


問い合わせ: DUM-DUM LLP(http://www.dum-dum.tv/)
Posted by Monchicon
INTERVIEW / 22:35 / comments(0) / trackbacks(0)
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