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[INTERVIEW] Hoops


Secretly CanadianやJagjaguwarといったインディー・レーベルのお膝元でもある学生街、インディアナ州ブルーミントン。そんな街で結成されたのが、先日Fat Possumからファースト・アルバム『Routines』をリリースしたばかりのインディー・ロック・トリオ、Hoopsだ。

Mac DeMarcoCleaners From Venusのようなローファイ・ギター・ロックと、Prefab SproutSteely Danといったソフィスティ・ポップをミックスしたような、タイトでキャッチーな曲が並んだアルバムについて、メンバーのDrew Auschermanに話を聞いてみた。


なんていうか、たまにだけど、
「もっと短くてもよくない?」って曲ない?


──こんにちは。今日はよろしくお願いします。今はブルーミントンですか?

そうだよ。でも、もうすぐミシガンに引っ越すんだ。

──なぜミシガン?(笑)

ミシガンには友達が沢山いるし、生活費もめちゃくちゃ安いんだよ。

──あなただけミシガンに引っ越すんですか?

そうだよ。他の二人はミネアポリスに住んでる。

──作曲に影響はナシ?

ないね。曲の書き方にも支障はないし、これまでと変わらないよ。

──あなたは以前Winslowというバンドで活動していましたが、この名前はインディアナ州のウィンズロウという町から来ているのでしょうか?

いや、あれはWinslowのメンバーに『キャットドッグ』っていうアニメ番組のファンがいて、そのキャラクターから名前を取ったんだ(笑)。



──あなたが今住んでいるインディアナ州のブルーミントンは『勝利への旅立ち』や『ヤング・ゼネレーション』といった映画の舞台にもなっていますが、どんな町ですか?

ブルーミントンは学生の街で、ちいさいけどミュージック・シーンは結構栄えてるんだ。ふたつと同じようなバンドがいないと言っていいくらい、みんな色々な音楽をやっている。生活しやすいし、学生の頃から住んでいるけどいい街だよ。

──なぜミュージシャンが多いんですかね?

やっぱり、学生が多いからだと思うよ。学生の時って、皆バンドに入りたがったり、音楽をやりたがるからさ。

──Winslowのbandcampページのサンクス・クレジットには、Weezer、Guided By Voices、Real Estateの名前がありました。この3組からはどんな影響を受けましたか?

その3つは完全にWinslowの影響だからな…個人的には、Guided By Voicesには大きく影響されているね。



──それはどんな影響?

彼らの曲って、短いだろ? そこがすごく良いと思う。Hoopsの初期の曲に短めのものが多いのは、彼らに影響を受けているからなんだ。

──短い曲の良いところとは?

長い曲ももちろん好きなんだけど、なんていうか、たまにだけど、「もっと短くてもいいんじゃないかな?」って曲ない?(笑)ダラダラと長いより、短くてパンチの効いた曲の方が好きなんだよね。聴いていて疲れるものより、また聴きたい、何度も聴きたいと思うような曲が好きなんだ。

──WeezerとReal Estateに関してはどうでしょう?

ギターが好きだね。俺は高校の時ギターにかなりハマってたから、ギターがカッコいいと思う音楽が好きだった。Real Estateとか、シンプルに聴こえても実際にプレイしてみると案外難しかったりするんだよな。

──あなたにとってのギター・ヒーローは?

Smashing PumpkinsのBilly Corganかな。彼のギター・ソロが好き。(ギター・ソロが)たくさんあるしさ。

──Hoopsは、もともとはOneohtrix Point Neverの『Replica』に影響を受けたあなたのベッドルーム・プロジェクトだったそうですが、現在のバンド・メンバーは、どのように集まったのでしょう?

最初はもっとキーボードやギターを使ったループを軸にしたアンビエントな音楽だったんだけど、だんだん自然とギター中心のポップになってきて、一緒に演奏してくれるメンバーが必要になった。それで、もともと友達で、かつ良いミュージシャンだとわかっていた彼らに頼むことにしたんだよ。

──なぜアンビエントからポップになっていったのですか?

アンビエントもいまだに好きだし…アンビエントが計算されていない音楽とは言わないけど、ポップ・ソングみたいに、計算が関係してくる音楽を作る方がより難しいし、チャレンジなんだよね。

──ちなみに、 Oneohtrix Point NeverのDaniel LopatinがReal Estateの「Out of Tune」でシンセを弾いているのは知っていましたか?

知ってるよ。素晴らしいよね。



──その「Out of Tune」がレコーディングされたWoodsのJarvis Taveniereのスタジオ、Rear Houseで新作をレコーディングすることになった経緯は? 実際に作業してみて、どんな点が参考になりましたか?

Rear Houseっていうのは、もうスタジオ名ではなくて、Jarvisの仕事場か家か忘れたけど、その建物のことをそう呼んでるみたい。俺たちがレコーディングをしたスタジオは、そこの近くにあったんだけど、人を介して彼にエンジニアを頼むことになったんだ。彼ってすごく良い人だし面白いし、2週間一緒にいられてすごく嬉しかった。スタジオでアルバムをレコーディングしたのは初めてだったんだけど、初めてで何もわかっていなかったから、サウンドを思い通りに作ることが出来なかったんだ。だから、スタジオから出た後も、ブルーミントンの俺の自宅とKevinの実家で作業し直さないといけない部分が出てきてしまったんだよね。学んだのは、スタジオに入る前には十分な準備が必要だということだな(笑)。スタジオで何をするか、何が出来るかを把握しとかないと。


from L to R: Drew Auscherman、KeaganBeresford、Kevin Krauter

──Hoopsには3人のシンガー・ソングライターがいますが、まだうまく聴き分けることができません。誰がどの曲を書いて歌っているのか教えてくれますか?

1曲目からいくよ。1、Kevin。2、俺。3、俺が書いて歌っていて、前のドラマーのJamesがハーモニーを歌ってる。4、Kevinが書いて歌ってる。5、これもKevin。6、俺。7、Keagan(Beresford)。8、俺。9、Kevin。10、俺。11、俺。


Hoops - Routines

1. Sun's Out
2. Rules
3. On Top
4. Benjals
5. Burden
6. On Letting Go
7. The Way Luv Is
8. Management
9. All My Life
10. Underwater Theme
11. Worry

12. Rules (Demo)*
13. On Letting Go (Demo)*
14. Gemini (Demo)*


──日本盤のボーナス・トラックは?

「Gemini」はKeaganが歌っているけど、曲を書いたのはKeaganとKevinだよ。

──あなた自身は、3人のソングライターの個性についてどう思いますか?

俺の曲は短くて要点をついたものが多いし、Kevinはより長く、もっとパートの数が多い。Keaganは素晴らしいリリシストで、歌詞がすごく良いんだ。

──ヴォーカルに関してはどうです?

3人が似ていて、聴き分けがつかないってところが良い部分だと思うんだよね。違いは、他の2人が俺よりも上手いってことしかわからないな(笑)。Kevinは聖歌隊に入っていたこともあるし、多分Keaganもその経験があったと思う。だから彼らは上手いんだ。俺は下手じゃないってレベル(笑)。

──リズムは打ち込みっぽく聴こえる部分も多いですが、ドラム・マシーンと生ドラムは、どのように使い分けましたか?

その曲のムードや、曲がどう書かれたかによるんだ。デモを作る時に生ドラムを使えばレコーディングでも生ドラムを使うし、デモでドラムマシーンを使えばレコーディングでもドラムマシーンを使うことになる。場合によるよ。俺は両方好きだから、両方使いたいんだ。

──ドラマーだったJames Harrisは、もうバンドには参加していないのでしょうか?

してないよ。でも、今でも友達。

──新しいドラマーは誰?

Mark(Edlin)っていうブルーミントンに住んでいる友達だよ。既にツアーに参加してくれているんだ。

──シンセのサウンドについては、参考にしたアーティストや曲はありますか?

OPNのシンセ・パッチかな。あとは、Sean Nicholas Savage。彼のあのベタで楽しいキーボード・パッチが好きなんだ。あとはアーティストじゃないけどYAMAHAのシンセのDX7からも影響されたね(笑)。一番人気のキーボードだし、これもまた皆が馴染みのあるお決まりのサウンドを作り出すことができるから(笑)。

──「All My Life」と「Underwater Theme」はカセット作品『Tape #3』収録曲の再録ですが、どうしてこの2曲をもう一度取り上げようと思ったのでしょう?

「All My Life」は最初に書いた曲だし、自分自身も気に入っている曲だから、アルバムに入れるべきだと思ったんだ。「Underwater Theme」も気に入っている曲で、少しローファイさが軽減されたヴァージョンの出来が良かったから、アルバムに収録することにしたんだよ。



──ところで、「All My Life」のギター・ソロが、Todd Rundgrenの「I Saw The Light」と似ているのは偶然でしょうか?

わかった?(笑)その通り。明らかなのに、指摘されたのはこれが初めてだよ。書いている時点で自分でもわかってて、「これはあからさまだな〜」と思ってたんだ(笑)。

──あなたのサイド・プロジェクトのPermitと、別のメンバーのソロ・プロジェクトについても教えてください。

Premitは、ただ友達と趣味でやっているだけなんだけど、早くて超パンクな曲を作ってみたくて友達と一緒に作ってみたんだ。ホントに趣味って感じ。Kevinはレコードを出したばかりで、Keaganも今レコードを作っているところだよ。



──KevinとKeaganはどんな音楽をやっているんですか?

2人とも、もっとフォークっぽくてドリーミーな感じ。

──そこは、バンドにはない部分?

そうなんだよ。彼らは、フォークとか70年代のポップが好きなんだ。俺も好きではあるけど、どっちかというと、パンクとかシンセ・ポップとか、もっとハードコアなものが好きなんだよね。

──そういえば、昨年のCass McCombsのアルバムに参加していた“HOOPS”というのは、あなたたちなのでしょうか?

違うよ(笑)。

──あなたが好きだというClienteleの新作が発表されましたが、これから楽しみにしている新譜や、最近聴いているアルバムがあれば教えてください。

Ariel Pinkの新作は楽しみ。シングルを聴いたんだけど、あれがすごく良かったから。あとはPalmの新作かな。最近聴いているのは、Girlpoolとか、School Junkie。あと、Pains of Being Pure at Heart覚えてる? 高校の時聴いてたんだけどしばらく聴いてなくて、ツアー中にヴァンの中でまた聴き出してから沢山聴いてるんだ。あと、The Radio Dept.は不動のお気に入りで今でも聴いてるよ。



──ありがとうございました!

ありがとう! 日本に行ける日が来るのを楽しみにしているよ。
Posted by Monchicon
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