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[INTERVIEW] Chris Cohen


今年の5月、Fleet Foxesが5年ぶりの復活ライブのフロント・アクトに指名したのが、元Deerhoofのギタリスト、Chris Cohenだ。

A&Mレコーズの重役だった父親と、ブロードウェイ女優だった母親のもとにロサンゼルスで生まれたChrisは、3歳からドラムを叩き始め、11歳になると、夏休みで家を留守にしていた姉のギターを借りて弾き始めるようになる。高校時代には、当時組んでいたバンドのドラマーで、Redd Kross〜Love DollsのメンバーだったJanet Housedenからの紹介で、『1991 The Year Punk Broke』で知られるDave Markeyが監督したSonic Youth「Cinderella's Big Score」のミュージック・ビデオに出演。2000年頃からは自身のバンド、Curtainsでの活動を始めている。

そんなChrisは、友人のJohn Deitrichが在籍していたDeerhoofに加入すると、2003年の『Apple O'』、2004年の『Milk Man』、2005年の『Runners Four』という3枚の傑作アルバムに参加し、バンドを脱退。CurtainsのメンバーだったNedelle Torrisiとの新バンド、Cryptacizeを結成し、Sufjan Stevensの主宰するAsthmatic Kittyに、2枚のアルバムを残している。

その後ヴァーモントに移住し、農場で働きながら暮らしていたというクリスがすべての楽器を演奏したファースト・ソロ・アルバム『Overgrown Path』は、Mac DeMarcoやWild Nothingを擁するニューヨークのキャプチャード・トラックスからリリースされると、Teenage FanclubのGerard Loveが、「僕らの世代の『Odessey & Oracle』だ」と手放しで絶賛。収録曲「Heartbeat」をフェイヴァリットに挙げるFleet FoxesのRobin PecknoldはChrisのステージにゲスト出演し、デュエットまで実現することになった。

ソロ活動の他にも、Ariel Pink、Cass McCombs、Nicholas Krgovich、Tara Jane O'neilらの作品に参加し、Weyes BloodやEZTVのアルバムでプロデュースを手掛けるなど、まさに現在のインディー・ロックにおけるキーマンとも言えるChris Cohenが、昨年のセカンド・アルバム『As If Apart』を携えて、ついに待望の来日を果たす。今回のツアーには、昨年Real EstateのMatt Mondanileのバンド、Ducktailsのメンバーとして来日したRegal DegalのJosh Da Costaと、Black KeysのキーボーディストでもあるJohn Woodも帯同。空から降る雨が雪に変わる、そんな魔法のような瞬間を、どうか見逃さないでほしい。


Dave Markeyは、僕にShaggsや
CANを最初に教えてくれたんだ


──3歳の時にドラムを叩き始めたそうですが、ご両親も音楽関係の人だったんでしょうか?

今の僕みたいに音楽に専念していたわけではないんだけど、父は70年代にレコード会社の重役だったことがあり、母はミュージカル女優だったんだ。Mickey Katz(往年のクレズマーのクラリネット奏者でありコメディアン)と彼の息子のJoel Greyは僕の父方の親戚に当たるんだよ。

──ギターを弾き始めたきっかけと、影響を受けたギタリストについて教えてください。

僕がギターを始めたのは、4トラックのカセットMTRを使って自分だけで完全なバンドを作るためだったんだ。僕の姉がギターを弾いていたんだけど、姉が夏休みで家を留守にした時に彼女のギターを借りたんだ(1986年の話)。その当時影響を受けたギタリストは、Pete Townshend、Jimi HendrixとSteve Jonesだね。

──16歳の時にSonic Youthの「Cinderella's Big Score」のミュージック・ビデオに出ることになったきっかけは? あなたも役者を目指していた時期があったのでしょうか?

俳優になりたいと思っていたわけじゃなくて、当時シンガーのDan JanischとドラマーのJanet Houseden(Redd Kross〜Love Dolls)と一緒にやっていたバンドでベースを弾いていたんだ。彼らがそのミュージック・ビデオを監督したDave Markeyと友達だったんだけど、彼が家出したように見える10代の子を探していて。おかげでDez Cadena(Black Flag)にも会うことになったし、わくわくする体験だったよ。南カリフォルニアのパンク・シーンの最初期を担った彼らは、当時の僕にとって神のような存在だったし、とてもかっこよくて可笑しくもあった。Dave Markeyは僕にShaggsやCANを最初に教えてくれたんだ。僕は彼らに畏怖の念を抱いていた。



──2003年の『Apple O'』からDeerhoofに参加することになったきっかけは?

僕はDeerhoofの大ファンで、彼らが地元でやるライブは欠かさず観に行っていた。僕らは友人になり、僕はギターのJohn DeitrichとNatural Dreamersで一緒に演奏し始めた。そしてJohnが数ヶ月の間地元を離れた時に、ボーカルのSatomiとドラムのGregが僕のバンド、Curtainsに入ったんだ。それから僕はDeerhoofでシンセサイザーを弾くように頼まれて、間もなくギターを弾くようになった。

──Deerhoofの2005年のアルバム『Runners Four』の「Odyssey」という曲ではあなたが歌っていますし、「Running Thoughts」という曲も今聴くとあなたのソロに近い気がするのですが、他にDeerhoof時代にあなたが主導で書いた曲はありますか?

「Running Thoughts」は僕の曲じゃなかったけど、一番好きなDeerhoofの曲のひとつだ。あの半分くらいでもいい曲をかけたら良いなと思うよ。僕らは全ての編曲を一緒にやり、曲作りも共同でやることが多かったけど、僕が持ち込んだ曲は「Panda Panda Panda」(歌詞はSatomi)、「Lemon and Little Lemon」「Scream Team」「You Can See」、「Rrright」(メロディーはJohn)などだった。



──結局『Runners Four』限りでDeerhoofを辞めることになった理由は?

当時の僕らはすごい重圧を感じていて、バンド内にもわだかまりが溜まっていた。誤解がないように言っておくと、今でも僕らはみんな友達だけど、それまでと同じ形では続けていけない状況だったんだ。本当に燃え尽きかかっていて、自分が新曲を書いてもそれをDeerhoofに持ち込むのがいいとは思えなくなってしまった。『Runners Four』のリリースツアーが終わってから、僕はしこりを残さずにバンドを抜けた。

──あなたが在籍していたCurtainsとCryptacizeは、メンバーや所属レーベルからして地続きな気がするのですが、違いは何だったのでしょう?

Curtainsは僕のバンドで、ほとんどの曲を自分で書いていたし、僕が唯一のオリジナル・メンバーだった。Cryptacizeは僕がNedelle Torrisiと始めたバンドで、全てが彼女との共同作業だった。Nedelleが少しの間Curtainsでギターを弾いていたことがあったから紛らわしいんだけどね。彼女と僕が一緒に曲作りを始めた時点からCryptacizeになって、Curtainsの名前を使うのはやめたんだ。



──あなたの「Monad」や「Yesterday On My Mind」のビデオを監督しているKate Dollenmayerは、『Funny Ha Ha』や『Mutual Appreciation』といった映画に出演していた女優のKate Dollenmayerですか? 彼女とはどうやって知り合ったのですか?

同じKate Dollenmayerで間違いないけど、彼女は自分のことを女優だとは考えていないと思う。Andrew Bujalskiが彼女の映画学校時代からの友人で、彼の初期の映画に出演もしていたし、僕の記憶だと撮影助手もやっていたはずだ。Kateと僕は、CurtainsとCryptacizeにも時々参加してくれて、今はJulia HolterのバンドにいるドラマーのCory Fogelの紹介で知り合った。





──2枚のソロ・アルバム『Overgrown Path』と『As If Apart』を"対の作品"と呼んでいるそうですが、どうしてそう思ったのですか?

どちらのアルバムも同じ曲作りとプロダクションのプロセスを経ていて、共通のサウンドと全ての楽器を僕が演奏しているという共通点があるんだ。

──曲を書くときに、ライブでドラムを叩きながら歌うことを意識していますか?

歌いながらドラム・パートを考えたりするのは事実だけど、曲作りの段階で、ライブの時にどう演奏するかということは全く想定していない。僕にとってはレコードが出来上がった後で考えなければならないことなんだ。

──現在のツアー・バンドのメンバーについても教えてください。

ベースのDavin Givhanは、普段は自分のバンドDetanglerをはじめ、ジャズやペルシャのウェディング・バンドでもギターを弾いているんだ。ドラムのJosh Da Costaは、Regal Degalのシンガー兼ギタリストとして知られていて、C’MON(Confusing Mix of Nations)という名前の新しいバンドもやってる。キーボードのJohn WoodはLearning Musicという自分のプロジェクトや映画のサウンドトラックの作曲をやっていて、Black Keysのツアーメンバーでもある。

──昨年のWeyes BloodとEZTVのアルバムにプロデューサーとしてクレジットされていますが、それぞれどんなことに気を使いましたか?

曲のことを一番大事に考えた。彼らの奇妙な部分とキャッチーな部分を引き出して、ふさわしい質感を見出し、全体としては、曲が最初に彼らの頭に浮かんだ時のイメージをはっきりさせる手助けをするんだ。

──Nicholas Krgovichの新作に参加しているそうですが、他に最近携わったプロジェクトはありますか?

Tara Jane O'Neilのバックコーラス、(フランスのシンガー・ソングライター)MariettaとSam Evianの録音、Gun Outfitの新作のミックス等をやったよ。



──Fleet FoxesのRobin Pecknoldとステージで「Heartbeat」をデュエットしていましたが、彼からのラブコールをどう思いましたか?

すごく良かったよ。Robinがこの曲を一緒にやりたいと言ってくれたのが嬉しかったし、彼が新しいハーモニーも考えてくれたんだ。



──シングルのB面でNRBQの「It's Not So Hard」をカバーしていましたが、他にカバーしたい曲や、過去にカバーした曲があれば教えてください。

時々Steeleye Spanの「Dark-Eyed Sailor」や、Rounder Recordsから出ているWatson Familyのバージョンと同じ「House Carpenter」のカバーをやっているよ。






DUM-DUM LLP PRESENTS
CHRIS COHEN LIVE IN TOKYO

8月18日(金)@渋谷 TSUTAYA O-Nest
OPEN 19:00 / START 19:30
TICKET ¥4,000(1ドリンク別) 全自由 taxin ※3才以上有料
共演:洪申豪(透明雑誌/VOOID)
BGM:Monchicon!
e+ (8 月 6 日より発売) 、Peetix 、O-NEST 店頭

主催 DUM-DUM LLP
協 力 O-Nest
INFORMATION :DUM-DUM LLP(イベント/チケット/公演に関する問合せ)

8月20日(日)@日比谷野外音楽堂
「exPoP!!!!! vol.100」
OPEN 14:15 / START 14:45
入場無料(2ドリンク別)
共演:相対性理論 / Yogee New Waves / オープニングアクト(Eggs推薦枠)and more!!!!!
Posted by Monchicon
INTERVIEW / 22:00 / comments(0) / trackbacks(0)
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