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[INTERVIEW] Foxygen


昨年10月、突如として新曲「America」を発表したロサンゼルスのSam FranceとJonathan Radoによる2人組、Foxygen

UKの女性フォーク・シンガー、Flo Morrisseyとのデュオ名義によるカバー・アルバムをリリースしたばかりのMatthew E. Whiteと、その右腕として知られるTrey Pollardが指揮した40人編成のオーケストラを従え、「アメリカで暮らしているのなら、もう死んでいるということ」と歌われるこの曲は、11月に大統領選を控えていただけに様々な憶測を呼んだが、実際には何年も前に書かれたものだった。

その「America」を含むニュー・アルバム『Hang』には、Jonathanがデビュー作をプロデュースした兄弟デュオ、The Lemon TwigsのBrianとMichael D'Addarioがリズム隊として全曲に参加(Michaelはタップダンスまで披露!)。同じく先日新作をリリースしたFlaming LipsのSteven Drozdも参加するなど、大きな話題となっている。

これは沈みゆくアメリカへの警告か? それともただの戯れか? Whitneyのデビュー作も手掛けるなど、プロデューサーとしても評価の高いJonathanに話を聞いてみた。
僕らには、あの絵はLAが燃えているように見える



──ここ数年、あなたたちが解散するという噂が絶えませんでしたし、アメリカのメディアのほとんどは、本当に解散させたがっているような印象さえありました。一連の騒動についてはどう思っていますか?

その噂は間違ってるよ。Foxygenのことを嫌って時間を潰してる人たちは、自分自身を鏡でじっくり見つめて、時間を有意義なことに使ったほうがいいと思うんだ。

──そういえば、2年前に突然発表された「24 Hour Lover Man」という曲は一体何だったのでしょう? あれは『Boys Life』というヒップホップ・アルバムからの曲だというのは本当ですか?

あの曲は僕らのお気に入りだよ! 『Boys Life』の制作は止まっているけど、どこかのタイミングで仕上げるつもりさ。


Jimi Hendrixの「Manic Depression」をサンプリングした「24 Hour Lover Man」


──ちなみにJonathanはTobias Jesso Jr.の「Without You」という曲の別ヴァージョンをプロデュースしたそうですが、これがそのヴァージョンですか?



それではないんだ。僕のヴァージョンはまだ未発表なんだけど、すごく良いよ。

──2013年のインタビューで、「4枚目のアルバムは『Hang』というタイトルの、Nilssonっぽいオーケストラル・アルバムになる」と話していましたし、前作のラストにも「Hang」という曲が入っていました。今回のアルバムは、どの程度当時から計画されていたものなのでしょう?

100%、最初から計画されていた通りだよ!



──実際に「Avalon」はNilssonっぽい作風ですし、「On Lankershim」はFleetwood Macのようです。Samのヴォーカルも曲によってDavid BowieやScott Walkerを思わせますが、他に本作に影響を与えた音楽はありますか?

スコット・ジョップリン、コール・ポーター、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」は大きな影響だったね。



──「Mrs. Adams」に登場する“Jackie”という名前はケネディ大統領夫人…ではなくて、JonathanのガールフレンドのJackie Cohenのことだと思うのですが、“Mrs. Adams”というのはジョン・アダムス大統領夫人のアビゲイル・アダムスのことなのでしょうか?

あれはJackieのことだよ。よく気づいたね! あとのことはハッキリしないんだ。曲自体は連続殺人鬼について歌ってるんだよ。

──「Mrs. Adams」には“Hang”という単語も登場しますが、どうしてアルバムのタイトルを『Hang』にしたのですか?

ポジティヴだったり、ネガティヴだったり、いろんな物事を喚起させる言葉だよね。僕らはFleetwood Macの『Tusk(牙)』に影響されてたんだ。

──今回初めてスタジオ録音に挑戦したそうですが、アナログ録音にこだわったのはなぜですか?

素晴らしい経験だったよ。始めから終わりまで、すべてをテープに録音したんだ。アナログ盤はマスターテープからダイレクトカットされているから、コンピューターには一切触っていないんだ。

──Matthew E. WhiteとTrey Pollardにオーケストラ・パートの編曲と指揮を依頼したのはなぜですか? 彼らの手掛けた曲を以前に聴いたことがあったんでしょうか?

彼らはNatalie Prassの「It Is You」という曲を手掛けていたんだけど、僕らはディズニーっぽいアレンジが好きで、あの曲を聴いた時、彼らがふさわしいってわかったんだ。



──ラストの「Rise Up」には『赤いシダの育つ場所』という児童小説のタイトルが登場しますが、赤いシダは聖なる場所に育つというアメリカ先住民の言い伝えがあるそうですね。なぜこのタイトルを引用したのでしょう?

僕らはどちらも学校であの本を読まされたんだ。それが『Hang』において何を意味するのかは、解釈に委ねることにするよ。

──アルバムの後半には“フラミンゴ”という単語が繰り返し登場します。これは何を意味しているのでしょう?

ピンクのフラミンゴは、ロサンゼルスの良いシンボルなんだ。刈り揃えられた芝生や、ヤシの木と晴れた日。だけど夜中にフラミンゴのことを想像するのは、ある意味不吉でもあるんだ。

──アルバムのカバー・アートは北アメリカ大陸のようにも見えますが、これは一体何なのですか?

あの絵はSamがレコーディング中に描いたものなんだ。床の上に何ヶ月も置かれていて、その上を彼が歩いていた。絵の左下の隅が破れているところに、彼の部屋の床が見えるはずだよ。僕らには、あの絵はLAが燃えているように見えるね。



──先述のインタビューによると、「次回作は『Nightmare Man』という80年代風のシンセ・アルバムになる」そうですが、どのぐらい実現しそうでしょう?

可能性は低いね。そのアイデアは脇道に逸れちゃったんだけど、いつか復活するかもね!

Posted by Monchicon
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