アダムとイヴは、2人とも男だった?
James BlakeやBlood Orangeとの共演で知られるニュージーランド生まれのシンガー・ソングライターConnan Mockasinと、元Late of the Pierのフロントマンで、現在はLA Priest名義で活動するSam Eastgate改めSam Dust。そんな2人が結成した新プロジェクトSoft Hairが、昨年10月にファースト・アルバムとなる『Soft Hair』をリリースしました。
そこで今回は、同じく昨年デビューEP『alaska』をリリースし、彼らの大ファンだという東京のバンドSouth Penguinのアカツカ氏が、Connan Mockasinへのインタビューを敢行。一部失礼な発言もありますが、新年ということで笑ってお許しください!
それでは参りましょう、C・O・N・N・A・N、コナン!
──あなたのセカンド・アルバム『Caramel』のレコーディングは東京のホテルの一室で行われたと伺ったのですが、どういった経緯だったのですか?
そう。僕はホテルを予約して、そこを自分のスタジオにしたんだ。ファースト・アルバムの『Forever Dolphin Love』で使ったのとほとんど同じ機材だよ。
──『Caramel』の曲中に日本人と思われる女性の声が入っていますが、あれは誰なのでしょう?
彼女の名前は箱崎ひかりっていうんだ。日本人女性の印象は良いよ。やさしくて可愛いね。
──何を食べたらそんなに不思議で魅力的な曲が作れるのですか? ちなみに私はラーメン二郎というジャパニーズソウルフードが大好きです。
パスタの茹で汁だよ!
──休みの日は何をしていますか?
普段はニュージーランドにいる家族に会いに行くね。今年はハワイ経由で行ったんだよ!
──あなたのような色気のある男になるためにすべきことは何でしょう?
オオシマ・ヒロミに聞いてみて。
日本人初のプレイメイト、オオシマ・ヒロミ
──サムとSoft Hairを始めた経緯を教えて欲しいです。
10年前に、イギリスのバースデー・パーティーで演奏した時に会ったんだ。その2年後に、Late of the Pearの前座を頼まれた。当時の僕はバンド編成じゃなかったから、サムがアンプの後ろに隠れて、ベースとキーボードを弾いてくれたんだ。彼は僕の初めてのレコード(『Forever Dolphin Love』)を聴かせた最初のひとりで、リリースするように勇気づけてくれたんだよ。
──地毛ですか?
本物だよ!
──ギターの弾き方や音が非常に独特だと思うのですが、影響を受けたミュージシャンは誰ですか?
ミスター・ボストンとジミ・ヘンドリックスさ!
──ストラトキャスターのカッタウェイ部分が切り落とされているのはなぜですか? 格好いいのでマネしたいのですが良いでしょうか?
形が気に入らなかったし、僕には重過ぎたんだ。当時は若かったからね(もちろんマネしていいよ!)。
Connan Mockasinの1980年製ストラトキャスター
──「In Love」のベースなど、異常にモコモコしたサウンドが印象的ですが、どうやって出しているのですか?
僕がベースを弾いてる最中に、サムがヘッドから弦を張ったり緩めたりしたんだ(聴き分けてくれて嬉しいよ)。
──Soft Hairのアルバムには何の音だか分からない音が沢山入っていますが、どんな楽器を使ったのですか?また、どのような環境で録音したのでしょうか?
僕らが使ったのはほとんど普通の楽器だよ。普通の楽器を使って、自分にとって面白い聴こえ方をするように演奏するのが好きなんだ。サムの柔らかい腕毛を素早く梳かす音をパーカッションとして使ったけどね。
──「Lying Has To Stop」のミュージック・ビデオでも、サムの胸毛が印象的でした。あのビデオやジャケットのアートワークのコンセプトは何だったのでしょう?
サムの胸毛はとても印象的だよね。あのビデオは思いつきで、カバー・フォトはTheo Mercierのアイデアだったんだ。
──日本でライブをする予定はないのですか? 是非対バンしたいです!
日本に行ってライブする計画があるよ!
──サンキュ〜コナ〜ン❤ 僕たちの曲を聴いてみてください。
アリガト!とってもソフトで心地良いね。Mac DeMarcoを思い出すし、スピードの遅いバスで追いかけっこしてるみたいだ。
Soft Hair - S.T. (Weird World) / South Penguin - alaska (Rallye)
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