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[INTERVIEW] Savoy Motel

all photos by Semi Song

IceageRoyal HeadacheParquet Courtsを輩出したニューヨークの人気レーベルWhat's Your Rupture?が送り出すニューカマー、Savoy Motel。謎に包まれた彼らの正体は、Cheap TimeHeavy Creamという2組のバンドのメンバーが結成した、ナッシュヴィルのスーパー・グループだ。

この度Monchicon!とDisk Unionによるシリーズ「インディー・ロック・グラフィティ」の1枚としてリリースされた彼らのファースト・アルバム『Savoy Motel』は、Alabama ShakesBenjamin Bookerのプロデュースで知られるAndrija Tokicがミックスを担当。Sly & The Family Stoneのアルバム『暴動』で使われた往年のリズム・マシーン、Maestro Rhythm Kingを全編でフィーチャーした、チープなガレージ・ディスコ・サウンドが展開されている。

年明けにはThe Lemon Twigsとのツアーが決定、フォトジェニックなメンバーのルックスと、毎回趣向を凝らしたミュージック・ビデオも話題の彼らがインタビューに答えてくれた。


多くの人が音楽を耳ではなく目で聴いている


──Jeffreyは一昨年Cheap Timeとして『Sunst Overdrive』というXboxのゲームに音楽を提供していましたが、普段のソングライティングとは違いましたか?

Jeffrey Novak(Ba.&Vo.):いくつかのインタビューで、あれは今までで最低の仕事だって発言したけど、単なるジョークさ。曲作りは本当に楽しめたし、彼らがくれた報酬にも満足してるよ。僕がもう興味を持っていない、昔ながらの“作曲”を頼まれるのは変な気分だったけど、限られた時間内で挑戦するのは好きだからね。彼らが約束通りゲームのサンプルをくれなかったのにはがっかりしたけど、より良い曲作りのプロセスについて考えるきっかけにもなった。当時はCheap Timeの曲作りが長引いていたから、15〜20分で1曲を完成させるってのが良かったんだろうね。



──Savoy Motelというバンド名の由来は?

Jeffrey:僕らは自分たちが音楽が何らかの目的地や、時間の流れに左右されないものであってほしいと思って、ナッシュヴィルに実在するSavoy Motelっていうモーテルが、まさにそういう場所なんだ。その名前が僕らの音楽にピッタリだと思えたから。

──Savoy MotelのアルバムにもCheap TimeのドラマーだったRyan Sweeneyが参加していますが、Cheap TimeとHeavy Creamは解散してしまったのでしょうか?

Jeffrey:残念ながらそうなんだ。僕らは違う客層にアピールできるから、両方のバンドを同時に続けられたらと思ったんだけど、そう上手くはいかなかったね。アルバムにRyanが参加してくれて本当に良かったよ。彼は「Mindless Blues」でクレイジーな反復ビートを演奏してるんだけど、僕らの誰にも不可能だったからね。ドラム・マシーンだと思う人もいるはずだけど、実は違うってのがクールだよね!



Jessica McFarland(Dr.&Vo.):Heavy Creamは何年か前に解散したの。最後のライヴは2013年のハロウィンだったわ。

Mimi Galbierz(Gt.&Vo.):Jessicaと私はシド&ナンシー、DillonはWillie Nelson、ドラマーのRachel HortmanはPam Andersonの格好をしてたの。でも過去は振り返らないわ。

──Heavy CreamはTy Segallに、JeffreyもソロとしてJay Reatardにプロデュースされていますが、彼らからどんなことを学びましたか?

Jeffrey:ある意味で、レコード・プロダクションにまつわる実質的なすべてのことをJayから学んだような気がするよ。彼は男性として、僕の人生に父親とJeffrey Evansに並ぶ影響を与えてくれた。僕を弟子のように扱って、良い意味で何度も叱ってくれたんだ。残念ながら、彼がプロデュースしてくれた唯一のアルバムはサウンドの面では一番気に入っていないんだけど、それはたぶん僕がデジタル録音した唯一のアルバムで、レーベルが酷いマスタリングでリリースしたからなんだ。



Jessica: Tyと作業したHeavy Creamのセカンド・アルバムで、わたしたちは初めてクールなアナログ・スタジオで録音することになったの。サンフランシスコのBauer Mansionって言うのよ。



──JessicaはHeavy Creamではヴォーカリストでしたが、どうして今回はドラムを担当することになったのですか?

Jessica:Heavy Cream以前に、2007年に結成して2009年に解散したMeemawってバンドでドラムを叩いてたの。だからSavoy Motelでドラマー兼シンガーをやるのも、私にとっては自然なことだったわ。

──Jeffreyにとって、バンドのフロントマンでないというのはどんな気分ですか?

Jeffrey:とても良いね。3人のシンガーと素晴らしいギタリストがいて、平等なバンドにいるってのは素晴らしいよ。何枚もソロ・アルバムを作ってるけど、パフォーマーとしてスポットライトを独り占めしたいと思ったことはないからね。グループのメンバーのひとりであるほうがずっと好きなんだ。



──Dillonのギター・ワークは、Jimi HendrixやCream時代のEric Claptonに影響されたと聞きました。メンバーそれぞれがお手本にしたアーティストはいますか?


(L) Jeffrey Novak (R) Dillon Watson


Dillon Watson(Gt.):JimiとClaptonは結成当初にJeffreyから参考にするように言われたんだけど、Red RhodesとSonny Osborne、それからLowell Georgeが僕の追いかけてるプレイヤーだよ。

Jeffrey:作曲家/プロデューサーとして、John Cale、John PhillipsとBryan Ferryが三本柱だね。


Mimi Galbierz


Mimi:わたしのお手本で、永遠の心の師なのはJerry Garciaね。彼の素晴らしいギター・プレイと人生への情熱には、いつでも触発されるわ。


Jessica McFarland


Jessica:わたしの音楽的なインスピレーションのひとりは、Black Oak ArkansasのJim Dandyね。ステージに上がった時の彼には、電流が走ったみたいなパワーがあるのよ。



──Andrija TokicがAlabama ShakesやBenjamin Bookerをプロデュースする前から、Jeffreyはずっと彼と仕事をしていますよね。どんなところが彼の良いところですか?

Jeffrey:AndrijaとはRyan Sweeneyを通じてボルチモアで出会って、すぐに意気投合したんだ。Andrijaは驚くほど元気で、スタジオでの作業も早い。そのおかげで僕らは、一日でフル・アルバムをミキシングしてしまうんだ。何度もやってるから数え切れないけど、実際にSavoy Motelのアルバムも2日間でミックスしたんだよ。Andrijaは僕と同じように4トラックの録音をしながら育ったから、僕がやってきたことも理解してくれる。何年もかけて、時間を惜しまずにいろんなプロダクションの技を教えてくれたんだ。どんなに褒めても足りないぐらいだよ。彼は糞を磨く方法を知ってるんだ。

──Maestro Rhythm Kingを使った曲で一番好きなのは? ドラム・マシーンと一緒に演奏することにはどんなメリットがありますか?

Jeffrey:僕にとっては「International Language」かな。他の曲ではRhythm Kingをコンガのようなポリリズムとして使ってるのに対して、ここではカウンター・ビートとして働いているから。カッコイイ音が出るってこと以外にも、僕らが本能的に速く演奏してしまうのを防ぐメリットがある。僕らはみんなSavoy Motel以前はパンク・バンドでしか演奏したことがなかったから、Rhythm Kingと一緒に演奏することで落ちつけるし、曲をグルーヴィーにしてくれるんだ。

──Savoy Motelのアーティスト写真やミュージック・ビデオはどれもカッコイイですが、ミュージシャンの服装は音楽そのもの以上でないにしても、同じぐらい重要だと思いますか?

Jeffrey:ありがとう。音楽そのものより重要なものはないけど、最近では音楽だけを聴いてもらうことは難しいし、多くの人たちが音楽を耳ではなく目で聴いているから、彼らに聴いてほしいとしたら、何か見るものを与えなくてはならないんだ。それがBeatlesやStonesであれ、Roxy MusicやLed Zeppelinであれ、古典的な意味でバンド全体のイメージやファッションがどれだけ重要かってことは、みんなわかっているはずだよ。

──「Hot One」のミュージック・ビデオは、『ホット・ロック』という映画を連想しました。

Jeffrey:おかしいね。ピーター・イェーツ監督のその映画はずっと知っていたけど、実際に見たことはないんだ。「Hot One」のビデオは、どちらかと言うとフランスの映画監督のロベール・ブレッソンの作品に影響されたんだと思うよ。



──チェックしたほうがいいナッシュヴィルのバンドがいたら教えてください。

Jeffrey:Teddy and The Rough RidersとThe Paperheadはどちらもナッシュヴィルのバンドで、僕らのアルバムでテナー・サックスを吹いてくれた、Ryan Jenningsっていう天才が在籍してるんだ。彼はこの街で一番興奮させられる若いミュージシャンだと思う。彼の趣味は非の打ち所がなくて、2つのバンドでやっている音楽がそれを証明しているよ。

Posted by Monchicon
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