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[INTERVIEW] Mitski
photo by Ebru Yildiz

アメリカ人の父と日本人の母を持ち、コンゴ民主共和国、マレーシア、中国、トルコといった世界各国を転々として暮らしてきたニューヨーク在住の25歳、Mitskiことミツキ・ミヤワキ。Frankie CosmosEskimauxを擁するDouble Double Whammyからリリースされた前作『Bury Me At Makeout Creek』で注目を浴びた彼女が、Dead Oceans移籍第1弾となる新作『Puberty 2』をリリースする。

90年代のオルタナティヴ・ロックを彷彿とさせるエモーショナルなギター・サウンドが聴けるこのアルバム(現在nprで全曲試聴中)について、本人が日本語で答えてくれた。


──ミツキさんはお父さんの持っていたスミソニアン・フォーク・レコーディングスと、お母さんの持っていた70年代ジャパニーズ・ポップのCDに囲まれて育ったということですが、後者は具体的に言うとどんなアーティストですか?

中島みゆきさん、ユーミンさん、百恵さん、ド女ポップスですよ。

──楽器を演奏するようになったきっかけは? 英語圏のオルタナティヴ・ロックは、大学進学を機にニューヨークにやって来る前からよく聴いていたのでしょうか?

英語圏のオルタナティヴ・ロック、パンク等は、ニューヨークに来るまであまり周りになかったので、聴きませんでした。ピアノを9歳頃から自主でいつも弾いていて(友達がいなかったんでしょうね)、学校でも、とにかく音楽が好きだったから音楽系の事には参加していたので、大学受験する頃には音大に入るぐらいのモノを、あまり「勉強」と意識せぬまま吸収してました。あと、子供の頃から和太鼓に夢中で、とにかく太鼓を打たせてくれる所を見つけては、打ってました。祖父母の地元に本格的に教えてくれる所があって、主にそこで学んだり行事に出してもらいました。ギターは本当に適当な理由で始めました。大学に入ってからライブをし始めたのですが、最初の2、3年はソロで弾いていて、車が無かったのでキーボードとスタンドを一人で電車やバスで運んでいました。で、疲れるし他人様にも迷惑だし、もっと気軽に運べるギターに変えよ、的な勢いでギターを覚えて、ギター用の曲も書き始めました。今バンドで弾いてるベースは、最初に自分のバンドを組んだ時のベーシストが、ライブ前に練習に来なくなったので、「もういい私が弾く」と急いでベースを覚えて、ライブで弾いて、そのままいつの間にか自分のバンドのベーシストになっていました。

──2008年にミツキさんの通っていたニューヨークの大学、SUNY Purchaseの学生主催のCulture Shock Festivalを見に行ったことがあるのですが、ミツキさんがSUNY Purchaseに入学することにした決め手はなんだったのでしょう?

また何故わざわざCulture Shockに行ったんですか? 最初の一年はニューヨーク・シティーの大学でなんとなく映画科に入っていました。高校時代にあまり考えてなくて、何でもいいからニューヨーク・シティー内で一番安くて面白そうな所に行こう、というつもりで行きました。そこに着いてからPurchase の話をきいて、二年目で移りました。

──最初の2枚のアルバム、ピアノの弾き語りを基調とした『LUSH』とオーケストラと共演した『Retired From Sad, New Career in Business』はそれぞれ大学の3年と4年の課題だったそうですが、『Bury Me at Makeout Creek』以降とは音楽性が違いますよね? 『LUSH』と『Retired〜』については、それぞれ学校側から与えられたコンセプトのようなものがあったのでしょうか? 『Bury Me〜』以前と以降で、何か意識的に変わった部分はありましたか?

『LUSH』と『Retired〜』について、学校側から与えられたコンセプトのようなものは全くありませんでした。元々Purchase は好きな事を好きなようにさせてくれると聞いて入った所だったので、正に好きなようにさせてもらいました。『Bury Me〜』は単に学校を卒業した後、学校のスタジオも楽器も何も使えなくなった状態で、さあ身の回りの何を使って作ろうか、という意識から出来たアルバムです。


Mitski - Puberty 2 (Dead Oceans)


──『Puberty 2』のジャケット写真では、顔を白塗りにしたミツキさんが、白い服を着て佇んでいるのが印象的です。これは「Your Best American Girl」の歌詞や、ミツキさんが以前話していた、「半分日本人で、半分アメリカ人だけど、そのどちらでもない」という感情を反映しているのでしょうか? また、どんな時にそんな感情を抱きますか?

日本の舞踏家の化粧を真似…真似るも、やり方がわからない・学んでない・立場上絶対に教えてもらえない。でも血には日本の伝統が混ざってる、そんな心境から顔を中途半端に白く塗りました。



──本作と前作は“2部作のような作品”とのことですが、そう思う理由は何でしょう?

最初の二つのアルバムは、学校に行きながらピアノを使って作ったもので、後の二つは学校を卒業してからギターを使って作ったもの。私の中ではそういう風に分別してる、それだけの事です。

──『Retired〜』以降は参加メンバーが徐々に減っていて、本作ではミツキさんとPatrick Hylandの2人だけですべての楽器を演奏しているそうですが、自分の作品を作る上では、なるべく人数が少ないほうがやりやすいと思いますか?

そうですね。なんでも人が加わる程自我が加わりますが、私の音楽に関しては私一人の自我でもういっぱいいっぱいですので。

──『LUSH』の「Liquid Smooth」や前作の「First Love / Late Spring」では曲中に日本語の歌詞が出てきますが、意識して使い分けているのでしょうか? 今後日本語だけの曲を書きたいと思ったりしますか?

小学校六年生まで日本人学校に行って、その後英語の学校へ行きました。ですので、作詞作曲の源・恋心にめざめた頃には英語に囲まれていて、要するに日本語で恋をしたことがないんです。日本語で作詞をしようとしても、たぶん英語の詞を訳してしか書けないと思います。



──自分は男性ですが、ミツキさんの歌詞はとてもロマンティックで、聴いていてドキドキしてしまいました。現実でもアニメや映画のキャラクターでもいいのですが、ミツキさんにとっての“理想のカップル”がいたら教えてください。

あら、ドキドキしました? 理想はサンとアシタカ。険しいですね。


言われてみれば似てる?
Posted by Monchicon
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