6月2日、3日に日本武道館で再結成後初となる単独来日公演も決まっているマッドチェスター・ムーヴメントの中心的バンド、The Stone Roses

“サード・カミング”も間近と噂される彼らのバイオグラフィー『ザ・ストーン・ローゼズ 自ら激動なバンド人生を選んだ異才ロック・バンドの全軌跡』が、明日4月15日に発売されます。
本作の原書は、2013年に刊行され、同年公開されたドキュメンタリー映画『MADE OF STONE』の元ネタにもなったというサイモン・スペンス著の『The Stone Roses: War and Peace』。メンバーのレニの協力を得て八十人以上の関係者に取材し、バンドの結成から、2012年の再結成に至るまでの軌跡を追っています。

さらに注目したいのは、関係者から提供された40枚に及ぶバンドの未公開写真。1985年のスウェーデン・ツアーで撮影されたものや、セカンド・アルバムのレコーディングのトラックシートまで含まれており、ファンは必見です。

そしてご存知の方も多いもしれませんが、本著の翻訳はMonchicon!の片割れである佐藤一道が、生前に手掛けていたものです。思えば随分前から話は聞いていたものの、一向に進んでいる気配はなく、“まさに『セカンド・カミング』状態だった”とは本人の弁ですが、無事発売されることになって、ほっと胸を撫で下ろしていることでしょう。

来るべき武道館公演、そしてサード・アルバムに備えるためにも、The Stone Rosesという偉大なるロックンロール・スウィンドルの栄光(と挫折)を振り返るこの一冊、必携です!

『ザ・ストーン・ローゼズ 自ら激動なバンド人生を選んだ異才ロック・バンドの全軌跡』
サイモン・スペンス (著)、 佐藤一道 (翻訳)
2016年4月16日発売 DU BOOKS ¥2,500+税