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[INTERVIEW] Avey Tare's Slasher Flicks


5月に発売される『CON-TEXT』でもお気に入りのホラー映画を選んでくれたAnimal CollectiveのAvey Tare。そんな彼が、ガールフレンドでもある元Dirty ProjectorsのAngel Deradoorian、そしてPonytailのドラマーだったJeremy Hymanと結成した新バンドが、Avey Tare's Slasher Flicksだ。

大好きなホラー映画をテーマにしたアルバム『Enter The Slasher House』について、Dustin Wongとのツアーが始まったばかりのAvey(真ん中の人)が話してくれた。
クロコダイルに食い殺される妄想をよくしていた

──ちょうどツアーが始まったところだと思うんですが、昨年痛めた喉の調子はどうですか? 一緒にツアーを回っているDustin Wongは元気ですか?

ありがとう、喉の調子は良いよ! 去年は何度か感染症にかかったりして喉の不調が続いていたけど、俳優の知人からビタミンを摂ったり、鍼治療をして免疫を高めるためのアドバイスをしてもらって、それが効いたみたい。去年の秋以来、風邪すら一度も引いていないよ! Dustinも元気だよ。彼は今日からツアーに合流するんだ、最初のデンバーでのショウには来れなかったからね。さっきサウンドチェックをしていたけど、とても良かったよ。

──そのDustinとPonytailというバンドをやっていたJeremy Hymanが、あなたの新バンドのドラマーになったきっかけは? 彼もあなたもボルチモアの出身ですが、はじめて会ったのはいつだったんでしょう?

Jeremyは、もうひとりのバンド・メンバーで僕のガールフレンドのAngelと昔からの友達なんだ。AngelがいたDirty ProjectorsはPonytailと何度か共演したことがあって、2人は2007年か2008年頃からの友人なんだよ。そして僕はAngelの紹介で、2011年頃にJeremyと知り合った。Jeremyがライブで演奏するのを観る機会が何度かあって、日本でボアダムスとプレイした時も観たよ。あとDan Deaconとのショウなんかも何度か観て、Slasher Flicksの音楽と彼のドラムは合うと思ったんだ。

──今はLAに住んでいるんですよね? 昔からの知り合いも多いと思うんですが、LAに引っ越した一番のきっかけは何だったんでしょう?

LAに移った理由は...東海岸で育ってもうNYCに13年間住んでいて、環境の変化が欲しくなったからさ。カリフォルニアとかの西海岸はとても綺麗だし、西海岸と東海岸は、特に景色の点で本当に大きな違いがあるよ。僕は森とか海が大好きで、そういう面でカリフォルニアは変化に富んでいるし、都市もたくさんある。僕自身まだ全部見れていないよ。今はAngelとダウンタウンに住んでいるんだ、まぁ街中だから普通に都市って感じだけど、いずれはもっと郊外に住みたいと思ってる。とはいってもNYとはだいぶ違った都市だから、良い変化になっているよ。

──「Little Fang」のモデルになったというあなたの家の猫について教えてください。ツアー中は誰が世話をしてるんですか?

ナヌーク(Nenuk)っていうまだ若い猫で、まだ3ヶ月くらいの時に引き取ったんだ。僕の友達が持っていた牧場で育てていて、引き取り先が必要だったから僕らのところに来た。ちょっと不格好な育ち方をしてて、体は大きいし足がすごく長くて、長く伸びた牙が口からはみ出てるんだ。僕らはもう1匹猫を飼っているんだけど、その猫がかなり縄張り意識が強くて、(ナヌークを)時々いじめたりからかったりするんだよ。なんとなくそういうのを見ていたところからあの曲のアイデアが始まったんだ。僕らがツアーに出ている間は、同じくLAに住んでいるAngelの姉妹が面倒を見てくれたり、他にも猫好きの友人達がうちに泊まって世話をしていてくれるよ。

Avey Tare's Slasher Flicks - Little Fang


──Animal Collectiveではベース・ギターを使っていることがほとんどないと思うんですが、今回のアルバムではMoog Voyagerを使ったというベースラインがグルーヴィーで印象的です。このサウンドを選んだきっかけは何だったのでしょう? Animal Collectiveでベース・ギターを使わないのはなぜですか?

去年ずっと体調を崩していた時、それまでよりもポジティブで明るい雰囲気の曲を書くようになった。僕は色々な音楽が好きでアンビエントだったりダウンテンポな音楽も好きだけど、元気の良いアップテンポなものも好きで、今回は自然とそういう方向性に向かっていたんだ。それで使う楽器について考え始めたとき、Terry Rileyみたいなエレクトロニックで複雑な音と、60年代のガレージ・ミュージックのエネルギーや、最近影響を受けているジャズなんかの要素とか、そういう自分の中にある色々な音を共存させたかったんだ。今回使ったMoog VoyagerはAnimal Collectiveのツアーのために1年半くらい前に手に入れたから、比較的最近使い出したもので、今も色々発見があるよ。ベース・ギターを使わないのは...うーん、特に今まで興味がなかったというか、必要がなかったからかな。僕ら全員どちらかというとキーボードやギターのプレイヤーで、若い頃に少しベース・ギターを弾いたりとかっていうことはあったにしても、それほど使うことはなかったんだ。それに僕らは皆エレクトロニック・ミュージック好きで、僕らの音楽にベースが必要になるとだいたいエレクトロニックなベース音を使うから、ギター・ベースは使うことがないね。僕自身今はベース・ギターは持ってないんだ、家にはエンジェルのがあるけどね。家でも殆ど弾くことはないよ。

──以前イタリアのRoberto Cacciapagliaという電子音楽家がモデルのAnn Steelと作ったテクノ・ポップ・アルバムを紹介していましたが、あのアルバムのサウンドや、彼女の被っている耳当て付きの帽子からは影響を受けましたか?

えーと、どのアルバムだっけ...あぁ! そうだね、音楽的にかな。特に60年代後半あたりの、初期のエレクトロニック・ミュージックとロックを融合させている音楽が好きなんだ、Fifty Foot Horseっていうバンドとか、Silver Applesとか...そういう、エレクトロニックなサウンドやテクスチャーを上手く使っているバンドが昔から好きだったから、そういうものから影響を受けているね。アルバムのカバーや(プレス写真の)マスクとかっていう部分に関しては、昔からどこから来たのか、誰がやっているのか分からないような、音楽のミステリアスな要素が好きだからああいう風になったんだ。そういうミステリアスさは、それぞれのアルバムそのものを独立したものにしてくれると思うしね、前に自分が作った作品とは全く違ったところから来たものって感じがしてさ。使っているマスクは、ヴィンテージストアとかeBayとかで見つけた昔のハロウィーン用マスクだよ。

Ann Steel - My Time


──あなたの長年のファンからすると、Slasher Flicksというバンド名や、ホラー映画を題材にした今回のアルバムのコンセプトはすごく親しみやすいものなんですが、なぜこのタイミングでこのテーマを選んだのでしょう?

ホラー映画は昔から好きだったし影響を受けてきたけど、今回そういうテーマになったのは音楽性というか、さっきも言ったような60年代のガレージや、CrampsとかMisfitsみたいなバンドとかもホラー映画的なビジュアルを多用していたから、そういうものに対するオマージュみたいな意味もあるね。それに、遊び心のあるテーマだと思うんだ―ちょっとお化け屋敷とか、遊園地の乗り物みたいな感じがしてさ。

──スラッシャー・ムービー好きになったのはいつ頃ですか?

子供の頃からだよ。友達の家に泊まりに行ってもいい歳になった頃から、友達と『エルム街の悪夢』を観ていたのを覚えてる。

──あなたがホラー映画で殺される役を演じるとしたら、どんな殺され方がベストですか? もしくは今まで観た映画の中で最高の死に様でもいいので教えてください。

ははは(笑)。子供の頃、クロコダイルに食い殺される妄想をよくしていたから、それかな(笑)。

──それは本物のクロコダイルを見たことがあったから?

いや、アリゲーターは結構見たことあったけどクロコダイルはなかったよ。クロコダイルの方がアリゲーターより大きくて獰猛だからね。アメリカのアリゲーターは人慣れしてるからさ。

──自分でホラー映画を作ってみたいと思ったりしますか?

是非やってみたいよ! でもすごく難しそうだし、時間もかかるからなかなかできないね。いつか充分な時間とスペースが出来たら挑戦してみたいな。ショートフィルムとかから始めてみるのもいいかもしれないね。

※エイヴィが選ぶホラー映画6選は、5月14日発売の『CON-TEXT』で!

Avey Tare's Slasher Flicks - Strange Colores (Official Video)



Avey Tare's Slasher Flicks - Enter The Slasher House
Posted by Monchicon
INTERVIEW / 01:42 / comments(0) / trackbacks(0)
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