昨年のAtlas Sound名義での来日公演も記憶に新しいBradford Cox率いるアトランタのロック・バンドDeerhunterが、5作目のアルバム『Monomania』を4月24日に日本先行リリースします。

『Rolling Stone』のインタビューによれば、前作同様プロデューサーのNicholas Vernesが所有するブルックリンのスタジオRare Book Roomで夜通し行われたレコーディングには、ムード作りのためにバンドのメンバー自ら照明とスモークマシーンを持参。新メンバーにベースの Josh McKay(Macha)とギターのFrankie Broyles(Balkans、Lotus Plaza)を迎え、以前からファンを自認しているRicky NelsonRamonesに加え、現代音楽家のSteve ReichPierre Schaefferなどに影響を受けた、“真夜中のガレージ・ロック”になっているそうです。タイトルの「Monomania」は“偏執狂”の意味ですが、Bradfordによると、

「僕は自分にとって刺激的なものを集めるのが好きなんだ。色や服、ライト…それが人生で最高の楽しみさ」

とのことで、そんな彼の性格が反映されているのかもしれません。また、彼らは6月にUKで開催されるAll Tommorow's Partiesのキュレーターも担当。『Cryptograms』、『Microcastle』、『Halcyon Digest』という3枚のアルバムの全曲再現ライブを行うそうです。潜伏期間を経て復活したDeerhunterの快進撃に期待しましょう!

Deerhunter - Monomania (4AD / Hostess)

1. Neon Junkyard
2. Leather Jacket II
3. The Missing
4. Pensacola
5. Dream Captain
6. Blue Agent
7. T.H.M.
8. Sleepwalking
9. Back to the Middle
10. Monomania
11. Nitebike
12. Punk (La Vie Anté:rieure)