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[INTERVIEW] Baths


昨年Anticonからリリースされたデビュー・アルバム『Cerulean』が話題を呼んだ弱冠22歳の新鋭Will Wisenfeld(犬とお風呂が大好き)によるグリッチ・ホップ・プロジェクト、Baths

実はモンチコンでは去年の8月にメール・インタビューを行っていたのですが、諸事情によりお蔵入りになっていました。ボツになった理由は、モンチコンの片割れが考えたインタビュー後半の質問がスベりまくっているからで、そんなインタビューが唐突に公開されるのは、この度『Cerulean』のボーナス・トラック付日本盤と、未発表曲を集めたコンピレーション『Pop Music/False B-Sides』がリリースされたからです。

というわけで、Willくんの意外(?)なアニオタっぷりが判明したこちらのインタビューを読みながら、濃青色をしたBathsのサウンドに、体を浸してみてはいかがでしょう?
「Haruka」は『めぞん一刻』に出てくる
五代くんと音無さんの娘の名前なんだ


──あなたはもともとPost-foetusというバンドで活動していましたが、Baths名義での活動を始めたきっかけは何だったんですか? なんでもFlying LotusやDaedelusといったLAのインスト・ヒップ・ホップ系アーティストに影響されたということですが、以前よりもヴォーカルの占める割合が大きくなっているように思います。

Will 歌うことは、僕が音楽を作るうえですごく自然なことだったし、ヴォーカル無しでは為し得ないような、ある種の人間らしさを音楽に与えてくれると思ったんだ。それに、僕は単純に歌うことが大好きだからね!

Post-foetus


──YouTube上に、あなたがペットのジュゼッペくんと一緒にドライヴしながらToro Y Moiの曲を聴いている映像がアップされていましたが、彼の音楽のどんなところに共感しますか?

Will 確実に共通する部分はあるね。直接的ではないにしろ、どちらの音楽にもヒップ・ホップからの影響があると思うんだ。去年の頭に彼がリリースした『Causers of This』は素晴らしいよ。



──一方で、Bathsのアルバム『Cerulean』に収録されている「Rain Smell」のように、クラシック音楽からの影響を残している曲もありますよね。あなたにとって、クラシック音楽とモダンな要素を混ぜ合わせることの利点は、どんなところにあるのでしょう? また、Nico Muhlyに代表されるようなポスト・クラシカル系のアーティストについてはどう思いますか?

Will そう思ってくれて嬉しいよ! 僕は子供の頃にクラシック・ピアノの勉強をしていたから、そういう混ぜ合わせ方は、音楽を作るうえですごく自然なことだったんだ。頭の中ですごく簡単にフィットするというか。Nico Muhlyの音楽は大好きだよ!

──「Cerulean(濃青色)」というアルバムのタイトルは、あなたにとってどんな意味合いを持っているのでしょう?

Will Ceruleanっていうのは単色じゃなくて、青色の色調の重なりのことで、そこがすごく面白いと思ったんだ。それがアルバム全体の焦点になっていったんだけど、収録曲はある意味で似通っていて、ある意味でまったく別のものになってるんだよね。

──日本にはモンチッチという人形があって、フランスではkikiという名前で親しまれているのですが、Post-foetusのアルバムに収録されていた「kiki」という曲名の由来について教えてもらえますか? 「Haruka」や「Kodama」といった曲も気になります。

Will 「Kiki」は僕が敬愛する宮崎駿監督の『魔女の宅急便』に登場するキャラクターから取ったんだ。「Haruka」は『めぞん一刻』に出てくる五代裕作くんと音無響子さんの娘(春香)の名前なんだけど…僕はあのマンガに取り憑かれていて、それについて感じたことのオマージュになってるんだよね。「Kodama」も宮崎駿監督の『もののけ姫』に出てくる三匹のちいさな精霊のことで、曲自体も、なんとなくそれを下敷きにしてるんだ。

──『めぞん一刻』は高橋留美子先生の他の作品と比べて割とマイナーで、リアリスティックでドメスティックな面が強く、海外の人にとっては理解しにくい部分もあると思うのですが、どうしてこの漫画を好きになったのでしょう?

Will そこが僕にとって魅力的なところだったんだ。80年代の日本への深い洞察があって、それがリアルな登場人物や問題でいっぱいの場所として表れている。僕にとって、そこにすごく響くものがあったんだよね。

──五代君が好きだそうですが、日本のコミックはヒロイズムとは正反対の割と主人公が頼りないタイプが多く、彼もその典型的なキャラクターの一人だと思います。彼のどのような部分に惹かれますか?

Will アハハハハ! うん、確かに彼に惹かれてるんだ! 物語を通して彼が成長していくところが好きなんだよね。

──高橋留美子先生の代表作「うる星やつら」のアニメのOPテーマやEDテーマは時代性もあって80sのシンセ・ポップの影響の強い優れたポップ・ソングが多いのですが、もしよければ感想を頂けますか? 



Will …どうだろう? 好きかも?

──日本にはPerfumeという素敵なシンセ・ガール・ポップ三人組がいるのですが、もしよければ感想をいただけると嬉しいです!



Will …おー!? 聴いたことなかったけど、ちょっとCapsuleに似てるね。僕の兄弟はすごく気に入ってたみたいだよ!

──日本のポップ・カルチャーで、他に好きなものがあれば教えてください。

Will 僕の手に入れられるものは全部だよ!僕は世界中のどこよりも、日本で演奏したいんだ。もしも実現した時は、出来る限りの時間をもらって、本当の意味での文化を体験したいね!

Baths - Lovely Bloodflow



Baths - Cerulean (Anticon / Tugboat)


Baths - Pop Music / False B-Sides (Anticon)
Posted by Monchicon
INTERVIEW / 05:52 / comments(0) / trackbacks(0)
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