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In A Poem Unlimited


Twin Fantasy



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[REVIEW] Khruangbin - Con Todo El Mundo
評価:
Dead Oceans

(2018-02-02)

エキゾチック・オブスキュア・ライド

「こっちに来てからというものどうにも毎晩寝つきが悪い。やはり亜熱帯地方特有の湿気と気温のせいだろうか、ジトっとした汗が身体全体を覆っている。時刻は既に午前4時、一向に寝られないので、そこいらを散歩する事にした。バンコクやホーチミンに比べ、ここヴィエンチャン、特にその郊外に至ってはまだ都市としてのインフラが行き届いておらず、立ち並ぶ石造りのブティックや売店、飲食店の趣もどこか前時代的だ。薄紫色に染まりつつある寂れた市街地を彷徨い歩いていると、どこからともなくバンドの演奏が聞こえる。フラフラとした足取りで赴き、音のするいかにも場末のバーの木製の扉を開いてみると、得体の知れない3人組がその音楽を演奏していた。深夜から明け方にかけての、いつでもない時間に溶け込むようなその音楽――」
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Posted by 山岡弘明
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[REVIEW] Panda Bear - A Day With The Homies


バック・トゥ・ザ・ヴァイナル

Animal Collectiveの中心メンバー、Panda BearことNoah Lennoxが2年半ぶりにリリースした5曲入りの最新EPは、アナログ盤のみ、ストリーミング・サービスなどでのデジタル配信を一切行わないという限られた形でのリリースだが、それだけの理由で聴かずにいるのは惜しい作品だ。
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Posted by Monchicon
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[REVIEW] Moses Sumney - Aromanticism
評価:
Jagjaguwar
(2017-09-22)

愛していると言ってくれ

2013年にJames Blake「Lindisfarne」のカヴァーをネット上にアップし、翌年にはBeckが楽曲を書き下ろしたオムニバス作品『Song Reader』に参加、それ以降彼の才能のフックアップのされ方は(既に色んなところで読めるのでここでは割愛するが)少し尋常ではない。

カリフォルニア出身の黒人SSW、Moses Sumneyの正に満を持しての1stアルバムの楽曲たちは、そのジャケットからも伺えるように、「地に足がついていない」。確たるビートを持っていないそれらのサウンドの感触は言うなれば浮遊感のようなものだが、ありがちな柔らかいシンセの装飾や過剰な残響処理から得られるものとはまた別のものだ。

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Posted by 山岡弘明
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[REVIEW] Alvvays - Antisocialites
評価:
Polyvinyl
(2017-09-06)

トロント、三丁目の夕日

建国100周年を記念して行われた67年のカナダ・モントリオール万博の映像アーカイヴを素材にして制作された、アルバムのリード曲「Dreams Tonite」のレトロフューチャーなMVは、彼らが考えるように(現在の視線からでも)クールでありながら同時にノスタルジックな空気が漂っている。
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Posted by 山岡弘明
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[REVIEW] Rostam - Half-Light
評価:
Nonesuch
(2017-09-08)

ルーディたちへのメッセージ

「僕のママは19歳でイランを出て、オクラホマの大学に行ったんだ。彼女は姉妹とはまったく別の道を進むことになった。僕は彼女の頑固で強情なところを受け継いでいて、“Gwan”という曲の歌詞でも、誰よりも自分自身を信じなくちゃいけないってことについて歌ってるんだ。悪い面を言えば、それは孤独になることでもあるんだけどね」

そう語るのは、昨年1月にVampire Weekendからの脱退を表明したRostam Batmanglij。The WalkmenのHamilton Leithautherとのコラボレート作をリリースするかたわら、Charli XCXCarly Rae JepsenSolangeといったポップスターのソングライター/プロデューサーとして活躍してきた彼の、はじめてのソロ・アルバムが本作だ。
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Posted by Monchicon
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[REVIEW] Iron & Wine - Beast Epic
評価:
Sub Pop
(2017-08-25)

ホームカミング

「人間の感情と動機をもった動物たちが登場する寓話を描いた」という本作『Beast Epic』のジャケットには、〈サルっぽい人間〉、もしくは〈人間っぽいサル〉がギターを弾き語っている姿があしらわれている。そして顔には目隠し…。

Iron & WineことSam Beamの(西海岸を中心に活動する女性SSW、Jesca Hoopとの昨年の共演作を除くと)4年ぶり、通算6作目となる今作は彼のこれまでのキャリアを一度総括するような、まさに原点回帰的な1枚だ。

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Posted by 山岡弘明
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[REVIEW] Waxahatchee - Out In The Storm

間違ってなかった

今から5年前、当時生活していたアラバマ州中部を流れる小川にちなんで自身の活動名を名付けた少女は、かつてPitchforkのインタビューで自身の創作について以下のように答えている。

「私にとって歌詞を書く唯一の方法は、他人の事を全く考えないことなの。自分自身の事だけを書いて、他人がそれをどう受け止めるかなんて気にしない。全てが本当の事だから、必然的に人に伝えるべきものになるわ」
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Posted by 山岡弘明
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[REVIEW] Dirty Projectors - Dirty Projectors

勝者には何もやるな

すべての悲劇には、美しい始まりがある──というのは昨年リリースされたLittle Screamのアルバム収録曲「The Kissing」の歌い出しの一節だが、Dirty ProjectorsのDave Longstrethが、バンドのメンバーであり、恋人でもあったAmber Coffmanとの別れを綴った本作もまた、恋愛の美しい始まりと悲しい終わりを対比させながら、自分自身の体を検死台に乗せて解剖し、観察している。彼ら2人もコーラスという形でエンディング曲に参加していたデレク・シアンフランス監督の映画、『ブルーバレンタイン』のように。
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Posted by Monchicon
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[FEATURE] Fleet Foxesの新作について私が知っている二、三の事柄


2012年の来日公演を最後に活動を停止するも、今年に入ってからInstagramを頻繁に更新し、ニュー・アルバムのレコーディング風景を定期的にアップしているFleet FoxesのRobin Pecknold。そんな彼が25日に新作と思われるアートワークをアップ(現在は削除)し、リリースが間近なのではと囁かれています。
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Posted by Monchicon
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[REVIEW] Cass McCombs - Mangy Love
評価:
Anti-
(2016-08-26)

死んだ犬は治せない

黒人だけを襲うように調教された白い犬──フランスの小説家ロマン・ガリが、自分の妻であり、ジャン=リュック・ゴダール監督『勝手にしやがれ』のヒロイン役で知られる女優のジーン・セバーグの身に起こった事件をモチーフに書いた小説『白い犬』を映画化したのが、サミュエル・フラー監督の『ホワイト・ドッグ』(1982)だ。

一方、これまで4ADやDominoから作品をリリースしてきたカリフォルニアのシンガー・ソングライター、Cass McCombsのAnti-移籍第1弾となるアルバム『Mangy Love』は、こんなフレーズで幕を開ける。

 The white dog of the farm still breeds
 あの牧場の白い犬はまだ繁殖する
 she’s off her leash
 彼女は鎖をほどく
 to tear flesh and teach
 肉を引き裂いてわからせるために
 bum bum bum
 バム・バム・バム


アメリカが抱える人種差別問題に牙を剥いたこの「Bum Bum Bum」からもわかるように、通算8作目となる本作は、歌詞の面でも音楽の面でも、彼のキャリアの中でもっとも挑戦的、かつ挑発的な作品だ。
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Posted by Monchicon
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