[INTERVIEW] Sorry



Sorryの名前を初めて見たのは、『DIY』の新人アーティストの曲を紹介する記事だったと思う。2017年、彼らは13曲のミックステープ『Home Demo/ns Vol I』を、フリー・ダウンロードで配布していた。あまりに素っ気なくシンプルなバンド名に、逆に興味を惹かれて聴いてみた約30分のこのテープは、90年代のグランジやローファイの雰囲気があるオルタナティヴなロック・サウンドを軸にしながら、Pro-Eraといったヒップホップからの影響も感じさせる。そして不協和音でありながらもどこか温かみのあるメロウなサウンドに、色っぽく気だるい男女ヴォーカルが重なっていく。聴き終わった頃には、彼らの奇妙で歪んだ世界観の虜になっていた。その直後、彼らと同じノース・ロンドン出身で、セカンド・アルバム『Visions of a Life』で全英2位を獲得したばかりのWolf Aliceにインタビューをする機会があり、気になる新人として彼らの名前が挙がるなど、注目の高さが伺えた。

それから月日が流れ、彼らはDomino Recordsと契約し、満を持してリリースされるデビュー作が『925』である。

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[INTERVIEW] Julia Jacklin



パートナーのNick McKinlayと共同で、Stella Donnellyの「Old Man」や、Rolling Blackouts Coastal Feverの「Cars In Space」のミュージック・ビデオを監督していたオーストラリアのシンガー・ソングライター、Julia Jacklin。失恋やリベンジ・ポルノといった難しい話題を包み隠さず歌った昨年のアルバム『Crushing』が絶賛され、Lana Del Reyのステージにも招かれた彼女が、バンド・メンバーを従えて待望の来日公演を行う。

シリアスな楽曲とは裏腹に、普段の飄々とした佇まいが印象的で、自身のミュージック・ビデオでもディレクター、ダンサーとマルチな才能を発揮しているJuliaが、これまでのキャリアや、来日公演への意気込みを語ってくれた。


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[INTERVIEW] Caribou


photo by Thomas Neukum

CaribouことDan Snaithの人生に起きた、いくつもの“突然の変化”が散りばめられた5年半ぶりの新作『Suddenly』。

しかしそのサウンドの一貫性のなさに不安を持っていた彼に自信を与えてくれたのは、意外にも昨年リリースされたTyler, The Creatorのアルバム『IGOR』だったという。

ジャズやヒップホップ、トラップなど、様々な音楽への興味が水面の波紋のように全方向に拡がる新作について、6月に開催されるフェスティバルFFKT 2020での来日も決まっているDanが答えてくれた。


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[REVIEW] Caribou - Suddenly


ジュリアはある日突然に

Four TetことKieran Hebdenが共同でアレンジを手掛け、70年代のソウル・シンガーGloria Barnesの歌声を、Wu-Tang ClanやA Tribe Called Questといった90年代ヒップホップのマナーでサンプリングした「Home」や、キャリア史上最大のヒットを記録した前作『Our Love』路線のフロア・アンセム「Never Come Back」といったリード・シングルのイメージで本作を聴いた人たちは、きっと驚くに違いない。

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[INTERVIEW] Real Estate


photo: Jake Michaels

変わらないことが魅力のひとつだったニュージャージーのロック・バンドReal Estateにとって、3年ぶり5作目のアルバムとなる『The Main Thing』は、いくつかの大きな変化を捉えた作品だ。

ドラム・マシーンとストリングス・セクションを導入したオープニングの「Friday」や、前作から加入したギタリストのJulian Lynchが初めてリード・ヴォーカルを取るプログレッシヴな「Also A But」といった新機軸を含むバンドの挑戦心は、The WalkmenのMatt Barrickがパーカッションで、Sylvan EssoのAmelia Meathがコーラスで参加したリード・シングルの「Paper Cup」にも端的に表れている。

変わり続ける世界で、彼らが大切にしている“The Main Thing”とは一体何なのだろう。フロントマンのMartin Courtneyが語ってくれた。

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[FEATURE] Andy Shaufを知るための22の質問



先月ニュー・アルバム『The Neon Skyline』をリリースしたカナダのシンガー・ソングライター、Andy Shauf。その雄弁な楽曲とは裏腹に普段の口数は少なく、インタビューでも「ひとつの質問に対して一行しか答えない(ただし、機材の話題は除く)」という噂があるほどです。

案の定先日行ったメール・インタビューでも非常に簡潔な答えが返ってきましたが、そんな彼が先日、海外のコミュニティ・サイトRedditでファンからの質問に答える“AMA(Ask Me Anything)“という企画を実施していたので、そこからの回答も交えつつ、この寡黙なミュージシャンの謎を紐解いていきたいと思います!

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[INTERVIEW] Inhaler



The Murder Capital、Fontaines D.C.、whenyoungなど、今アイルランドの勢いある若手バンドが本国を飛び越え、イギリス、ヨーロッパでロック、パンク・ファンを熱狂させている。

その中でBBCの“Sound of 2020”にも選出され注目を浴びる若き新人Inhalerは、2018年に2曲入りのシングル「I Want You」をリリース。2019年には彼らが影響を受けたという80年代のマンチェスター・シーンを再構築した、瑞々しく疾走感ある青春ソング「Ice Cream Sundae」でメジャー・デビューを果たした。

デビュー・アルバムのリリース前にも関わらず、Noel Gallagher's High Flying Birdsなどの大物バンドの前座も務め、UK、ヨーロッパツアーの公演の多くがソールド・アウト。実はフロントマンでギター&ボーカルのElijah HewsonはU2のBonoの実の息子であり、大体的に書かれた記事のタイトルが嫌でも目を引くが、父親の名前を借りなくても実力は十分だろう。2月8日に初の東京公演を控えたバンドのベーシスト、Robert Keatingがメールで質問に答えてくれた。


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[INTERVIEW] Sandro Perri



1曲24分の大作「In Another Life」と、Andre Ethier(The Deadly Snakes)、Dan Bejar(Destroyer)とのメドレーによる「Everybody's Paris」という2曲のみで構成された2018年のアルバム『In Another Life』に続き、昨年早くも新作『Soft Landing』を届けてくれたカナダのシンガー・ソングライター、Sandro Perri

2011年の傑作『Impossible Spaces』からの7年の空白が嘘のように溢れ出してきたこの2枚のアルバムは、一体どのように生まれたのだろう? そこで行われたソングライティングにおける大胆な実験について、メールで話を聞いてみた。

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[REVIEW] Andy Shauf - The Neon Skyline

悲しき酒場の唄

“夜の9時を15分回った頃、僕はチャーリーをネオン・スカイラインに呼び出した。スツールを確保すると、僕のことをよく知っているローズは、何も聞かずに冷たい缶を開けて、目の前に置いてくれる。ありがとうと言うと、僕はジュディと一緒にここに来ていた頃のことを思い出していた──”

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[INTERVIEW] Pinegrove



ニュージャージーのロック・バンド、PinegroveがRough Tradeからリリースするニュー・アルバム『Marigold』のリード・トラックだった「Moment」では、ドライブの帰り道で動物を跳ねてしまい、狼狽する主人公の姿が歌われている。そしてアルバムの実質的なラスト曲である「Neighbor」に登場するのは、裏返っても立ち直ろうとする小さな昆虫や、家の前で車に轢かれてしまうフクロネズミ、冬越えをする途中で猟師に撃たれてしまう渡り鳥といった、愛すべき隣人たちだ。

奪う者と奪われる者、両方の視点から描かれた本作。バンドを取り巻く環境は変わったが、女性メンバーのNandi Plunkettのコーラスも、メンバーの父親が弾くペダル・スチールの優しい音色も、変わらずそこにある。黄色と青のモザイク模様のアートワークは、青の時代とも言える前作『Skylight』から、Pinegroveの原点であり、黄色いジャケットに包まれた初期音源集『Everything So Far』に回帰しようとしているかのようだ。

彼らのひとつのサイクルの終わりでもあり、始まりでもあるこのアルバムについて、フロントマンのEvan Stephens Hallが語ってくれた。


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